小学生も参加した「プロジェクト∞無限大」の打ち合わせのご報告!

2024年2月に、プロジェクト無限大に参加しているGEG姫路(姫路市立荒川小学校、姫路市立勝原小学校)とプラハ日本人学校の生徒たちが、8時間の時差を超えて、オンライン会議に参加しました。

公立の小学校にとっては、海外との交流のために夕方の時間に小学生がオンライン会議に参加することは、普通では難しいことですが、荒川小学校の片山先生、勝原小学校の藤原先生は、学校の理解を得て、有志生徒を募り、世界とつながる教室world classroomを実現しました。

パートナーであるタンザニアの小学校から送られた「ウェルビーイング」のビデオをみんなで観ました。それは「猫とゆっくり過ごす時間」でした。多くのウェルビーイングに関するビデオは、意見をビデオで表明したり、お友達と過ごす時間についての意見が多い中、「動物と過ごす時間」とウェルビーイングを結びつける発想に驚きました。生徒さんとは、そんな発想が出てくる「タンザニア」とは、どういう国なのか、場所を地図で確認したり、「学校に動物がいるかどうか」など、話し合いを発展させました。

その後、プラハ日本人学校の生徒たちから、MVP(プロジェクト無限大の国際共創成果物)のプロトタイプとして、「学校で過ごすハッピーな時間」の紹介をしてくれました。

荒川小学校、勝原小学校の生徒たちは、英語も交えて自己紹介をしたり、「学校には、面白い先生がいます」「優しい人が多いです」「給食がおいしい」など、それぞれの学校の紹介をしてくれました。また、海外の学校の様子が見れて良かった、など感想を共有してくれました。

その後、本年12月にOECD本部で開催を予定している生徒教師国際サミットへのステップがEducation2030チームから説明されました。

まずは、自分たちが大切だと思う学校のウェルビーイングの分野(OECD Wellbeing Indexの11個の分野)を3つ考えよう!と宿題が出されました。そこから、この3つの分野は、今後海外のパートナー校とも一緒に共創するための「国際合意形成」プロセスを経ることになります。言葉にすると大きなことに聞こえますが、実は、陸続きの欧州の国際プロジェクトでは、「あたりまえ」のプロセスです。これを、日本の小学生から体験できる機会は、まだ珍しいと思います。「小学生でプロジェクト無限大に参加しているのは、イスラエル、ウクライナからの参加はありますが、多くは中高生なので、とてもすごいことです!肩の力を抜いて、ワクワク楽しくし国境を越えられる感覚を大切に、続けましょう。」とEducation2030プロジェクト・マネシャーの田熊さんからも、応援いただきました。