3月16日に開催されました『教師が創る、教師のための、教師研修ワークショップ、第一弾』中高の教師が、保幼小の実践から学ぶ!先生から先生への「元気玉」プレゼント、に企画から参加くださった片山康宏先生から、振り返りをいただきました!
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3/16 『教師が創る、教師のための、教師研修ワークショップ、第一弾』の振り返り
片山康宏
私自身、研修とは用意されているものを選択して受けるものというイメージでしたが、『教師が創る、教師のための、教師研修ワークショップ』に関わって、私自身が得られたことを振り返りたいと思います。
まずは、研修観を伝え合う中で、自分が深めていきたいことや大切にしたいことを見つめることができました。「遊びと学びの関連について」「言葉がけについて」「主体性について」など、多くの視点を共有しました。また、研修に対して自分が考える課題も出し合い、その過程で研修を自分事化する大切さを感じました。
次は、参加者の立場を考えた研修デザインに取り組んだことで、『教師が創る、教師のための研修づくり』を体験することができました。
参加者は中学校・高校の教員、発表者は幼稚園・小学校に関わった人間なので、ただ子どもがかわいいで終わらない、参加者のニーズにあったメッセージを届けていくことを確認しました。このワークショップで届けたいものを、私たちはそれを『元気玉』と名づけ、今回のワークショップのサブタイトルにもなる合言葉となりました。
実際のワークショップでは、参加者の立場として、中学校・高校の教員のモヤモヤを発表することで、参加者の共感や自分の中の問いのきっかけになってほしいと考えました。その上で、モヤモヤと実践発表に込めた元気玉をつなげる架け橋として、奈須さんに保幼小の実践の価値づけをしてもらいました。
カナダの実践発表、日本の3つの実践発表では、発表者がリレー形式で各実践発表をつなぎながら行いました。それぞれ、子ども達の様子や変化、大人の関わり方を伝え、どれもカラフルな届けたい元気玉でした。
実践発表の後は、モヤモヤのテーマの1つでもあった『評価』について、生徒の声として座談会風のトークセッションを行いました。
チャットを含め、多くのリアクションがあり、参加者・発表者共に気づきの多い時間となったと感じています。
今回の取り組みを振り返って、2つの得られたことに加えて、大人も学び続けることが大切であること、学ぶことは本来楽しいものであることを実感しました。
『教師が創る、教師のための、教師研修ワークショップ 第二弾』は、既に3月30日に、在外教育施設の先生方が企画・運営したものも開催されています。今後もシリーズ化して、開催していければと思っていますので、引き続き共創にご参画ください!