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立川学園の生徒チーム企画ワークショップ「同じ地面に立つ私たち、虹色の個性」を開催しました!

2023年3月26日、立川学園の生徒チームによって企画されたワークショップ「同じ地面に立つ私たち、虹色の個性」が開催されました!

先輩生徒チーム(Yuki/Sota/Reiko)は、2022年3月から日本OECD共同研究プロジェクトを共創を続けており、生徒の皆さんの目線から日常にひそんでいる「当たり前」を問い直す活動を実践してくださっていました。

そうした中、後輩生徒チーム(Sona/Taishin/Mako)も仲間に加わり、パワーアップした立川生徒チームの「もっと私たちの声を届けたいし、皆に聞いて欲しい!」という想いが本企画の出発点となりました!

WS当日には高校生、大学生、教員、研究者、会社員、NPO職員等のバラエティに富んだ方々がご参加くださいました。

WSの総合司会は、Sonaさん(高1)。優しい笑顔で参加者の皆さんに温かい空気感を届けてくれました!

そして、「手話のプロ」と呼ばれるTaishinさん(高2)が、「ありがとう」「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」の4つの手話を教えてくれました!身体を使うアクティビティで、初対面同士の参加者の身体と気持ちをほぐしてくれました!

いよいよ本編!まずは生徒の皆さんの想いに耳を傾けるセッションでした。「障害という一側面だけで勝手に判断しないで欲しい」「障害があることで見下されている気がする」「障害も個性」等、皆さんが抱える想いをストレートに聞かせてくれました。

続いて、「目で楽しむ、詩の朗読」をパワーアップした6人バージョンで披露してくださいました!手話の動きがとても美しく、詩のリズムを感じるダイナミックな朗読でした。まさに「目で見る」からこそ楽しめる朗読でした!

そして、4つの問い(「かわいそうってなんだろう?」「自立ってなんだろう?」「障害を持つ人はもっていない人より弱い?立場が低い?」「なんで障害差別があるのだろう?」)に分かれてBORを行いました!

BORでは様々な意見がでてきて、下記がその際に使用したjamboardです。多様性あふれるインクルーシブな社会を創造していくうえでとても大切な視点が詰まっていますので、ぜひご参照ください!

Jamboard URL:https://jamboard.google.com/d/1G3vuBRAjp1jZN-JeHQNA_p4aKROp2Sb0z0F-7CoGECo/edit?usp=sharing

最後は、生徒メンバーからのメッセージでワークショップを締めくくりました!

笑顔溢れる温かなWSであると同時に、社会に存在する様々な壁を皆で超えていくことの大切さ/必要性を気付かせてくれる学びに溢れたWSでした。

企画してくださった、立川学園の生徒メンバー、教員の皆様、サポート院生チームの皆様、ありがとうございました!!!

将来教員を目指している学生さんからの感想です!

事務局のAiです。

3月28日に「さんすう・数学苦手な子集合!」のワークショップが開催されました。

そのワークショップで司会を務められましたMinaちゃんからコメントを頂きましたので、写真の下に掲載させて頂きます。Minaちゃんはこの春大学生になられます!ワークショップ本番中、予定通り進まないシーンでも、機転を利かせ臨機応変にその場を回されていてお見事でした!(写真上から2段目、右からお2人目がMinaちゃんです。)

こんにちは!「さんすう・数学苦手な子集合!」のワークショップの総合司会をしました、岡野未梨です。
私は高校でとにかく公式や解法を暗記するだけだった数学が苦手でした。

ですが、三上先生や永平寺中学校の生徒さんが数学の好きなところや普段の授業の様子をお話しくださり、数学は楽しく学ぶことができるのだと学びました。数学と私たちの生活を結びつけた授業でとても楽しかったです。
私は将来教員になりたいと思っています。近年注目されている探究的学習の方法や、全身を使って体験の中から学ぶ授業方法が新鮮でした。
未来の教育に触れられたとても学びの多いワークショップでした!

「さんすう、数学苦手な子集合!」に参加して。

こんにちは!福井県にある藤島高校のNozomiです。

3月28日、探究的な数学の学びを体験しながら、理想の授業のあり方について語り合うオンラインワークショップ「さんすう、数学苦手な子集合!」に参加しました。

はじめに、永平寺中学校の生徒さんたちが日頃三上泰生先生(Mikami Hiroki)と共につくっている探究的な授業について語ってくれました。数学を日常の体験と結びつけながら自由に学んでいること、その学びをとても楽しんでいることが熱のこもった口調や写真から伝わってきました。

その後、探究的な学びを体験してみよう!ということで身の回りの「マイナス」を探し、「マイナス×マイナス」の式が生まれるストーリーをグループで考えました。みんな「水槽に入った水の高さ」「1日に食べる飴の個数」「進む速さ」「時間の流れ」など様々な視点で考えていて、どのストーリーもとても興味深かったです。

グループ別対話では「あったらいいな」と思う授業や、「ここを見てほしい」という思いから新たな評価のカタチを考えました。先生方が「透明人間」になって下さったため、生徒も心置きなく本音で語り合うことができました!たくさんの「理想の授業」についての意見を聞きながら、今まで漠然と「楽しい」「つまらない」と思っていた授業の「どこが楽しいのか」「なぜつまらないのか」が少しずつ言語化されていき、自分の中で腑に落ちることがたくさんありました。以下、4つのグループで出た意見です。

Aチーム

○現状の授業

・先生がひとりでどんどん先に進んでしまう授業⇒嫌だ

○理想の授業

・楽しい雰囲気で自由に試行錯誤したり、考えたりする授業
○評価の在り方
・基礎の問題やその出来ばかりを見ないで欲しい

Bチーム

○現状の授業

・受け身の授業で先生に当てられ、質問に答えられないと授業のテンポが遅れる

⇒周りに迷惑をかけているという気持ちになる

○理想の授業

・学校で仲間と共に学ぶからこそできる授業

 ⇒グループワークや自分たちで設定した問いについて「自分のペース」で探究する

○評価の在り方(私たちのここを評価して!)

・テストには問題集にあるような問題だけでなく、もっと探究の内容や現実が含まれている問題の方が、生徒が数学をどのように将来に役立てればよいか分かるようになる

・先生は授業の様子から評価をつくり、生徒もその単元後に振り返りを書いて、二つの評価から通知表をつけてもらうとよい

⇒グループワーク中心の授業だと、先生がすべての生徒のがんばりを見ることは難しく、ちゃんと評価してもらえないのではないかと感じたから、自分たちも振り返りを書く

Cチーム

○現状の授業

・テストがあるからか先生が一方的に授業を進めて生徒はつまらない

・グループワークが極端に少なく、友達とのコミュニケーションを取ることさえままならな    

 い

○理想の授業

・現実世界と数学を往還しながら学びを広げる過程で、実際に外に出て実験したり、友達と意見交換ができたりする授業

⇒その過程で広く深く、時には単元の幅をこえながら学ぶことができる。また、友達との意見共有が多いことで一つの問題を多角的に捉えることができ、一つの答えに辿り着くまでの様々なルートを知ることができる。

Dチーム

○評価の在り方(私たちのここを評価して!)
・学習意欲面をもっとみてほしい

⇒意欲が見られたらもっと数学をしたくなる(成績のためだとしても、とりあえず数学に興味を無理矢理持ち始める→とりあえず興味を持つことはいい事だと思う。)

○問題提起
・(問題集の問題を集めたような)テストの点数は上がるが楽しくない授業or演習する時

間が授業時間にないため、入試や確認などの点数には直結しないけど、探究的な思考する

授業どちらがいいか?
⇒探究的だしテストの点数は上がる授業がいい

○理想の授業

・仲間たちと協力しながら疑問などを出し合ったり、教えあったりできたり、色々な解き方を共有できたりする授業

・探究的な学び以外の問題集的な問題を解く時も協働で学ぶ
⇒集中して解くことができるか? 

グループワークに慣れていない生徒でも、友達と話し合って解くことができるか?

今回のワークショップで「先生だけ」「生徒だけ」では本当にみんなが楽しめる授業は作れないのだと感じました。そのためにも、先生と生徒がフラットに本音で語り合える場はとても重要だと思います。今回は先生方に「透明人間」として見守っていただきましたが、次はぜひ先生方とも語り合いたいです!今後、より多くの生徒、先生にこのような取り組みが広がっていくといいなと思います。

立川学園の皆さんが、大阪大学SSIシンポジウム「私たちの創る「誰一人取り残さない」未来の社会」(1日目)に登壇しました!

こんにちは!早稲田大学大学院生のEijiです。

立川学園の生徒が、2023年3月19日に開催されたシンポジウム「私たちの創る「誰一人取り残さない」未来の社会」(主催:大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)、日本OECD共同研究)にて、日本OECD共同研究での活動内容を世界に発信してくれました!

立川学園の生徒(Reiko/Yuki/Sota)は、2022年3月に日本OECD共同研究プロジェクトとの共創をスタートさせ、手話による「詩の朗読」を継続的に世界に発信し、「無意識の偏見(unconcious bias)」を問い直す機会を世界中に届ける活動を進めてきました。

シンポジウムでは、自分たちが取組んできた活動を映像にまとめ、活動を通じた自分の気付き/変化を発表してくれました!口語/手話、そして日本語手話/イタリア語手話の言語の壁を超えた彼(女)らの発表からは、より公平でインクルーシブな社会を世界の人々と共に創ることの意義、そして何より、その楽しさが伝わってきました!

※シンポジウムはSota/Yukiの卒業式の翌日に開催されたので、世界中の参加者の方から「卒業のお祝い」をしていただいていました。改めまして、Sota/Yuki, ご卒業おめでとうございます!

またシンポジウムには、立川学園の生徒以外にも、日本各地の中高生が登壇され、オリジナリティ溢れる活動や未来の構想を発表してくれていました。(シンポジウムの詳細は、コチラをご参照ください。)

SDGsが掲げる目標はとても大きく、決して一人では達成できないものばかりです。だからこそ、これまで出会うことがなかった日本各地の中高生が出会い、互いについて知り合うことの必要性を強く感じました。

こうしたシンポジウムを機に、様々な中高生(もちろん中高生以外の参加者も)が有機的につながり、よりコレクティブな活動へとなっていくといいですね!

本シンポジウムは、大阪大学社会ソリューションイニシアティブと日本OECD共同研究によって開催されました。本シンポジウムでは、2023年にG7、G-Scienceが日本で開催されることを機に、未来の社会を実際に担う日本の中高生が、自分たちがSDGsの達成に向けて取組んでいる活動や未来の社会の構想を世界に発信し、よりより未来の創出を目指して世界の中高生と対話をしました。

大阪大学社会ソリューションイニシアティブの基幹プロジェクトについては、コチラをご参照ください。

最後に、シンポジウムに登壇していただいた生徒が企画するワークショップを明日(2023年3月26日)19:00から開催予定です。生徒の皆さんの想いがたくさんつまったワークショップになりますので、ぜひご参加ください!

登録フォーム:https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZUsceytqT4sGtSKKj4vYBdOWzxMs68WzBIf

The impact the “Student voice: the case of Ukraine and Fukushima/Japan – living together with radiation and war” workshop had on me.By Simona Taira

On 10th March 2023, I participated in the “Student Voice: The Case of Ukraine and Fukushima/Japan – Living together with radiation and war” workshop. It was a fascinating workshop I enjoyed a lot. It was a wonderful opportunity to hear the life stories and lived realities of students from both Fukushima and Ukraine. 

I got to know a lot from students from Fukushima who spoke about the Fukushima Nuclear Disaster and students from Ukraine who talked about the Chernobyl Disaster. They are students who were directly affected, and it was very knowledgeable to hear about what happened from their point of view.

There are many people outside Japan who are not aware that food produced in Fukushima is widely distributed in Japan. The OECD e2030 is a global community, so I think that it is very important that such information is shared with people who are unaware.

There were a lot of lessons I learned from the workshop, but one that really stood out and made me think long after the meeting was over is about the importance and role of media that the Asaka High School students talked about. Perhaps it had such a strong impact on me because I can personally relate to it.

My mom’s side is Russian so I myself, am half-Russian. My grandma lives in Moscow and she has been supporting Putin’s decisions and the cruel war in Ukraine. My mom and I were very surprised when we heard her opinion. It was a great shock to us because my grandma is a person who always wished for world peace, since she herself was born right after World War II ended, in 1946. She always used to tell anecdotes from her childhood and about the consequences the war had on her family. What made her change so much? It was the media. My grandma doesn’t like to use modern technology and doesn’t have a smartphone or computer at home. She uses the internet only at work for work-related research purposes. Hence she has no other access to information except the television and radio. When we visited her, we noticed that her radio or TV was always switched on. The Russian media obviously hid the horrifying truth of what is actually happening in Ukraine and fed the listeners with endless excuses. The propaganda and media manipulated my grandma and made her believe that the War was for the better. This way, the media was able to change my grandma from a peace-loving person into a war supporter. This once again proves that we are shaped by the environment we live in. 

We call her every weekend and try to persuade her that the war isn’t for the better and we share information with her about what is actually happening in Ukraine. I feel like our words were able to slightly change her way of thinking and I feel like she is starting to understand that this war is unnecessary and brutal.

During the Breakout Room discussion, we discussed ‘when was the last time we felt like our well-being was at risk’. I took some time to think about it and what came to my mind was exam stress. Even though compared to war and nuclear disasters, it may be a smaller issue, I feel like it is very important and that many students are affected by it. Very recently, one of my closest school friends called me while crying. She is a very smart student and gets good grades most of the time, and yet the pressure caused her to break down in tears. Students nowadays are pressured by the school system, teachers, parents, and the community as a whole,  to be the best at everything and excel in all subjects. Exam stress is something almost all my friends suffer from. Our goal in life is no longer to do what we truly enjoy, but instead to get into a prestigious university, get a well-paying job, and be what others want us to be.

After the workshop, I was very influenced by what I learned and shared the recording of the meeting with my mom. Together, we rewatched the presentation by the Asaka High School students, the stories told by Ukrainian students, and their creative work. We especially loved the song by the Ukrainian students and my mom even teared up while watching it.

I truly enjoyed the workshop because I got to listen and interact with many different people from different backgrounds. I learned a lot about how students are living together with Radiation and War in Fukushima and Ukraine. I got to share my opinion and hear others’ opinions as well. I can’t wait to take part in more such events!!

ワークショップ「福島とウクライナの生徒の声を聴こう:放射能と戦争の中で共に生きる」で発表をした感想

事務局のAiです。大学生メンバーのHaruさんも記事の中で書いて下さっていましたが、10日に行われたワークショップ「福島とウクライナの生徒の声を聴こう:放射能と戦争の中で生きる」で発表をされた、福島の郡山高校の生徒さんでいらっしゃいます佐川結菜さんから感想を頂きましたのでアップさせて頂きます。

I’m Yuna Sagawa, a second-year student at Koriyama High School.
I compared the earthquake I experienced with the current situation in Ukraine. And, I found it so difficult to find the differences.  However, we should try to move forward and get over difficulties and obstacles.  So I would like to make an encouraging speech that was close to the hearts of the people of Ukraine. At the end, I sent a poem I made to people in Ukraine.
It was great to be able to get real-time information about the local people that I couldn’t get from SNS or social media alone. The story of the uncle that one of the students told me was especially memorable. Not only that, I was able to get their courage from their presentations and I thought it was wonderful to have this kind of opportunity to get in touch with each other.  It must lead to our strong relationship and our restoration from difficulties. 
Thank you very much for providing such an opportunity.

郡山高校のH.P.でも記事を載せて下さっています。

ぜひご覧ください。

https://koriyama-h.fcs.ed.jp/blogs/blog_entries/view/114/b22efff7f9ee2e297b8d6623b238573d?frame_id=98

先生って魅力的なオシゴト#第二部のご報告と更なるご案内

教職グループの平田理奈です。

3月12日に「先生って魅力的なオシゴト#第二部」として日本と海外の教師になりたい学生・先生方とのWSを行いました!
カナダ、カザフスタン、モルドバの3カ国と日本の、先生になりたい学生さんや先生方が集まってくださいました。

このWSでは、日本と海外の教室や教育実習の特徴やちがいをテーマに、各国ではどんな教室で学習しているのか、どのような教育実習を行っているのかについて情報を共有し、その現状をどのように改善していきたいかについて話し合いました。

教室の様子に関することも教育実習に関することも初めて知ることばかりでした!
みなさんのお話を聞くのがとても楽しくて、まだまだ話していたかったです。

教室の様子ついては、黒板があって机・椅子が前向きで並んでいるという部分ではカザフスタンやモルドバと似ていても、1つの机に2人並んで座る形であったり、教室には木製のものが多かったりという点では少し異なっていること。カナダでは日本と全く異なっていて、科目ごとに教室が変わる仕組みであることを知りました。

教職実習については、実習期間が国によって様々であることに驚きました。特にカザフスタンでは毎学年実習が行われるそうで、1年生のうちから学校現場に触れることができ、4年間かけてじっくりと学ぶことができる仕組みは大変魅力的だなと感じました。

このWSを通して、教室の机・椅子の向きや置かれているものなどをもっと自由に、そして、「教室」という存在を室内という限られた場所だけでなくもっと外に開かれたものにしたいと思いました。また、もっと早い段階から学校現場に出向くことで、できるだけ長い期間、継続して先生方や子どもたちと関われる教育実習の仕組みを考えていけたらなという思いを抱きました。

そして、3月25日には“第二弾”の開催を予定しています!!
第二弾では、今回のWSで共有した各国の教室や実習に関する情報や、感じたこと、考えたことを踏まえて、日本の教職を取っている学生のみなさんと「理想の教室モデル・実習モデル」を作成したいと思っています。学生である私たちだからこそ作れる理想のモデルを、ぜひ一緒に作りましょう~~。
みなさまのご参加、お待ちしております!

第二弾(3月25日)のポスターはこちらです。学生のみなさまにご周知いただけると嬉しいです。

「人的資本・社会関係資本・自然資本の活用で地方が熱い!」に参加しました!

皆様はじめまして!

事務局でサポートをさせていただいている、西南学院大学4年のTakaakiです!

2023年3月14日、教育の様々な場面で活躍する7人の実務者の方々をお招きし「人的資本・社会関係資本・自然資本の活用で地方が熱い!」をオンラインにて開催しました。

下記PDFのアジェンダ内のタイトルをクリックすると当日の資料を参照いただけます)


(以下のアジェンダのタイトルをクリックすると各資料を表示できます

◎オープニング
『OECD E2030プロジェクトの視点から「本日の事例紹介の意味付け』
 Miho Tagumaさん
 Senior policy analyst/ project manager of the OECD Future of Education and Skills 2030, Directorate for Education and Skills, OECD

◎第1部: エコシステムのつながり(国内に加え、海外もご近所さんへ)
『学校と地域社会を繋ぐ』
 片山 嵐大郎さん
 東京大学大学院教育学研究科博士課程所属鹿角タコス及び鹿角ラボ代表

『学校と地域と教育委員会など地域まるごとでエコシステムを作る』
 赤井 友美さん
 一般社団法人未来共創イノベーション共同代表、南小国町教育委員会アドバイザー

『学校・地域が県を超えてつながる 国内留学事例紹介』
 丸谷 正明さん
 一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム 単年留学事業マネージャー

◎第2部: Project Infinity:「学校・地域」が、「世界とも簡単につながるミライ」
『Project ∞ 世界と簡単につながるからこそ変わらねばならない学校現場』
 荒 康義さん
 福島県立郡山高等学校 教頭、NPO法人学修デザイナー協会 理事

『“在外教育施設との” “在外教育施設同士の”ネットワーキングの可能性を拓く』
 三浦 一郎さん
プラハ日本人学校 教諭/姫路市立手柄小学校 教諭

『エコシステムのつながりの発展性』
 西村 勇太郎さん
 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 パブリックセクター シニアコンサルタント

◎クロージング:未来の方向性
『日本の強みー豊かな人的資本・社会関係資本・自然資本をどう活用できるか』
 村尾 崇さん
 文部科学省初等中等教育局財務課長/元OECD日本政府代表部参事官

 以上7人のゲストの方々の肩書からも見えるように、それぞれの現在の職場/活動/役職をバックグラウンドとし、「生徒の問題意識の着想」を出発点に人的資本・社会関係資本・自然資本を活用することで豊かで深い学びを生み出している様々な取り組みを取り上げていただきました!

 経済資本以外の資本、特に今回は人的資本・社会関係資本・自然資本が豊かな教育事例として日本を捉えつつ、地方の実践の様々な取組をゲストの皆様にそれぞれ紹介していただきました。

 また、今回三浦さんに紹介していただいたチェコ・プラハ日本人学校をはじめとした在外教育施設も人的資本・社会関係資本として捉え、国内外の学校が結びつき、日常的に教育/学習活動を交換することで、国際を日常的に感じることのできる新しい探究活動や新しいグローバル教育の事例等を紹介していただき、以下のように皆で以下のジャムボードを例にそのあり方を考えました!

(画像をクリックすると、jamboatdが表示されます)

皆さんが実際に実務者として実施されている多種多様な教育のあり方を見聞きし、高校まで典型的な缶詰教育を受けてきた身として、もし自分がこのような多様性を経験できていたらと少々羨ましくもありました!

私自身も大学という高等教育機関で現在「教育」を受ける当事者として終始ワクワクが止まらず、同時に父が地元鹿児島にて高校の教師として教育の最前線で携わっていることもあり、今回吸収させていただいた知見をぜひ父にも共有したいとウズウズしているところでした!

今ワクワクしているそこのあなた、次回のワークショップでお待ちしております!

ウクライナ×福島ワークショップが開催されました!

皆さんこんにちは!
大学生メンバーのHaruです♪


先日(3/10)ウクライナ×福島のワークショップが開催されました!


ウクライナの生徒からは現在の状況とこれまでの事、自分が置かれている状況などニュースでは聞くことの出来ない生の声を聞くことができました。
ニュースで見ているだけでは現実味をあまり感じられていませんでしたが、ウクライナ生徒達の身内に起こった不幸や学校で授業中に避難を余儀なくされる事態がまだあること等を聞き一気に身近なことに感じました。

私は淡々と話す姿に涙しました。

彼らにとって戦争と隣あわせで生活していることは当たり前のことになっていることを痛感したからです。
通訳さんも泣きながら通訳していました。彼らの生活が一変してから1年がたち、生活に及ぼした影響の大きさを感じました。

その後福島の生徒から東日本大震災からの復興について様々な観点から英語または日本語でプレゼンテーションしてくれました!
復興というひとつの言葉をとっても観点が様々なことを知ることができ、あれから12年がたったということがまだ信じられません。
生徒さんからの一言は後日公開予定です!!楽しみにしていてくださいね✨

ワークショップに参加したことでテレビの中の世界がすぐ近くで起こっていることのように感じます

私にとって貴重な2時間でした。

いつ通信が途切れてもおかしくないウクライナから参加してくださった生徒・先生方、発表をしてくれた福島県あさか開成高校の生徒・先生方、準備にかかわってくださったOECD・事務局の方々に感謝してます!

今後も貴重なワークショップを3月中だけでなく企画しているのでぜひ楽しみにしていてください!

最後まで読んでくださりありがとうございます!

Haru

Student wellbeing at school(3月8日)体験記!

こんにちは、事務局のAiです。

おめでたいご報告です!

OECD本体のE2030生徒部会、生徒会メンバーに、あそび場-bA-メンバーの在日インド人学校のSimonaさんが立候補して、2023年SAG (Student Advisory Group)メンバーに選出されました!

そんなSimonaさんが、3月8日に行われました「Student Wellbeing At School」というタイトルのワークショップに参加され、コメントを下さいました!

日本語が書けるお友達に手伝ってもらって以下のコメントを書いて下さったそうです。

Simonaさん&お友達、ありがとうございます♪

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みなさん、こんにちは!
私は、日本にあるインターナショナルスクール、GIISにの学生、平シモーナです。

この度、2023~2024年度のSAG Memberに立候補させていただき、グループの一員として参加させていただくことになりました。

FG3 workshopで、生徒がどう学校で心地よく学べるか、学生生活をおくれるかというのをメイントピックとして対話しました。

とても濃い時間で色々な意見で議論ができたのでとても良い経験になりました。もし興味があれば是非、参加を検討してみてください!よろしくお願いします。

あと、昨年OECD E2030のproject Infinity会議に参加できる機会があり、参加しました。この経験が自分の将来の夢を達成するため、教師になる為の第一歩として、とても貴重な経験をさせていただきました。このワークショップに参加した私の友達たちもとても勉強になった、楽しかったと言っています。

いろいろな意見を聞いたりできて、新しい友達もできる今後のワークショップ、皆さんの参加をお待ちしております!ありがとうございました!

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3月24日も生徒部会です!

タイトルは「Teachers’ words matter for students :words that help and words that hurt」

ご興味のわいた生徒の皆さん、ぜひエントリーして下さいね♪

https://meetoecd1.zoom.us/meeting/register/tJYpf-qpqz8uGN2sOxZk59YURsggpetZ7u5U