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2040年をデザインする夏FES(Future of Education and Skills)2026報告

8月7~9日に開催された夏FES2026は、「2040年の未来から来た人たち」が集った夏FESです。

私たちは《学校が変われば、未来が変わる》と信じ、学校が先行して社会の価値観アップデートをすることを目指して活動してきました。日本OECD共同研究では、学校は「社会の縮図」ではなく「社会の未来図」と捉えています。この夏FES中は、2026年の現状に悩んだり、もどかしさを感じたりする未来から来たメンバーだからこそ、2026年のルールや常識にしばられず、語り合い、励まし合い、互いに「元気玉」を渡しあう場を目指しました。

すでに未来の教育を創り始めている多様な仲間たちと、大人も子どもも一緒になって、「主体的・対話的で深い学び」を、夏祭りのような感覚で実際にやってみました。どのような場になるのかは、参加する一人ひとりによって有機的に変わる場です。だからこそ面白い、
まるで「びっくり箱」のような夏FESです。

結果、どのような会になったのか、下記ご査収ください。

【開催概要】

■ 共同主催:日本OECD共同研究、一般社団法人教育AI活用協会

■ 協力:東京学芸大学教育インキュベーション推進機構、東京大学吉田塁研究室、東京学芸大学西村圭一研究室 、 日本OECD共同研究「壁のないあそび場-bA-」さんすう数学あそびZa、OECDE2040日本生徒部会 Flying pEnguins 、教育長・校長プラットフォーム関西本部和歌山大会、泉大津市立小津中学校、近畿日本ツーリスト株式会社、東京消防庁芝消防署、Classroom Adventure inc. ほか

■共創パートナーの皆様=>こちら 

■ 参加者数サマリー

【プログラム】

8月7日(金)10:00~10:50 :前朝祭 

コラボ企画①教育AIサミットとのコラボ企画

タイトル:『国境と世代と立場を越えてつくる“2040年の学び”― 生徒・教師・研究者・政策に関わる人々の対話から』

夏FES 前朝祭セッションでは、「国境と世代と立場を越えてつくる“2040年の学び”―生徒・教師・研究者・政策に関わる人々の対話から」をテーマに、生徒、現職教員、研究者、政策関係者が同じ場で経験や問いを持ち寄るリレートークを実施しました。会場には満席の120名が集まりました。

核心は十代の言葉でした。高校生の古江日和氏は、受賞した作文について教員から「AI使った?」と問われた経験を語り、どこまで使ってよいか分からないもどかしさを述べ、大学生の竹内舞氏は、周囲が使う以上「使わないと損」と感じる就職活動の実感を率直な気持ちとして語りました。田熊美保氏(OECD)は国際データと認知的オフローディングの研究から「使えば伸びるわけではない」と指摘し、柴山昌彦氏は、学習指導要領とは別にアジャイル型のガイドラインが必要だと述べ、AIを使いこなすのは人間だという「最後の砦」を守る重要性を語りました。専門家から一つの答えを得るのではなく、世代や立場を越えて現場の声を重ね、研究・実践・政策につなげていく協働の出発点となりました。 

(登壇者)

・柴山昌彦 氏(衆議院議員・元文部科学大臣)
・田熊美保 氏(OECD教育・スキル局 シニア政策アナリスト)
・古江陽子氏 (筑波大学附属大塚特別支援学校 教員)
・古江日和 氏(高校生・常総学院高等学校)
・竹内舞氏(大学生・専修大学)
・モデレーター:佐藤雄太 氏(一般社団法人教育AI活用協会 代表理事)
・ビデオメッセージ:アンドレアス・シュライヒャー(OECD教育・スキル局長)

(参考:教育AIサミットの詳細は→こちらを参照ください。)

8月8日(土):1日目

11:30〜12:30   ブランチ交流会  
12:30〜12:45   開会式

12:45〜13:45   コラボ企画②「教育長・校長プラットフォームIN和歌山」

教育長・校長プラットフォームは、「答えは現場にある」を基本理念として文部科学省若手職員有志が立ち上げました。立場を超えた対話を通して新しい教育を作る場を目指しています。今回は関西本部の活動として、日本OECD共同研究の皆さんとの連携により、現場・国・世界をつなぐ対話の機会を共創します。セッションの後に「何を実装するか」が自分ごとになり、一歩踏み出す勇気を持てる機会を目指しました。共創パートナーの詳細は→こちらです。

(登壇者)

  • 大野大輔 氏(先生の幸せ研究所)教育長・校長プラットフォーム関西本部メンバー
  • 水野達朗氏(大阪府教育委員会教育長)教育長・校長プラットフォーム関西本部メンバー
  • 野崎光寿氏(文部科学省大臣官房総務課法令審議室専門官)教育長・校長プラットフォーム関西本部メンバー
  • 秋田喜代美 氏(日本OECD共同研究共同座長)
  • 田熊美保 氏(OECD教育スキル局シニア政策アナリスト)
  • モデレーター:佐藤雄太 氏(日本OECD共同研究産官学連携推進リーダー)

コラボ企画のコーディネーターである前山 賢一先生からは、下記のコメントをいただいています。

「学習指導要領改訂のバッドエンドを防ぐために『今から』できることは?」をテーマに、秋田先生からは学習指導要領の改訂をどのように捉え、現場からどのような変化を生み出していくことができるのかについて、また田熊さんからは、グローバルな視点から見た日本の教育の現在地と、これからの教育のあり方について、大変示唆に富むお話をいただきました。「柔軟な教育課程」が学校現場に「創造的余白」を生み出すための制度的な担保となること、そして、失敗を学びの資産として捉える文化こそが、AI時代における真のイノベーションの土壌となることなど、これからの教育を考える上で重要な視点を共有することができました。短時間ではありましたが、参加者にとって非常に密度の高いセッションとなりました。

和歌山会場では、Webサービスを活用して参加者の意見をリアルタイムで集約しました。ラップアップでは、未来の教育に向けてすでに各地で挑戦が始まっており、60を超える実践が生まれていることが共有されました。さらに、参加された先生から、「これまで自分たちがアクションしてきたことが、間違いではなかったことが分かって、本当にうれしかった。」という言葉をいただきました。この言葉は、今回のコラボレーションがもたらしたものを象徴しているように感じています。

今回の取り組みを通して、「グローバルなエビデンス」と「ローカルな現場の実践」が出会うことで、教育者たちの中に新たな確信と勇気が生まれることを実感しました。OECDの研究や知見が、単に「海外の先進的な事例」や「遠くから示される教育政策」ではなく、和歌山をはじめとする日本各地の学校現場にいる教育者自身の実践と結びつき、「自分たちも、ここから変えていける」という次の一歩を力強く後押しするものとなったことは、今回のコラボレーションの大きな成果だったと思います。

14:00〜16:00  「教育とAI」世界の知見共有シリーズ〜現場・政策・研究をつなぐ ~第4回<教育におけるAI活用に関する国内外の動向>(ハイブリッド開催

最終回となる第4回は、第1部で日本の教育におけるAI活用に関する動向に加えて、世界的な利活用の動向を共有します。第2部では、現在開発中の学習指導要領を利活用するためのAIツールをご共有し、実際に活用していただき、その利活用について検討しました。

■ 第1部: 国内外の最新動向
・開会挨拶 秋田 喜代美 氏(学習院大学 教授)
・第1回~第3回の振り返り 吉田 塁 氏(東京大学 准教授)
・初等中等教育段階におけるAI活用に関する直近の政策動向(仮)伊勢本 惇示氏(文部科学省 係長)
・国際的な動向 田熊 美保 氏(OECD シニア政策アナリスト)
・コメント 原山 優子 氏(GPAI専門家コミュニティ東京センター センター長)

■ 第2部

・AI Curriculum Analyser システムの説明 吉田 塁 氏(東京大学 准教授)
・AI Curriculum Analyser プロジェクトに参加している先生からのコメント 齋藤啓代氏(小樽市立望洋台中学校)
・システムの活用と感想の共有 参加者
・コメント 秋田 喜代美 氏(学習院大学 教授)

▶AIシリーズの詳細はこちらを参照ください。=>https://drive.google.com/file/d/1LpbYls-oF_hHwH9T7DeGXB4Cr5E9Vdfb/view?usp=sharing

16:00〜17:00  デトックスタイム

OECDラーニングコンパスでもハイライトされているFOMO(Fear of Missin Out、SNSなどを見逃すことへの恐怖)等を背景に、自分の人生、自分の時間を、他者の関心にあわせるのではなく、自分で決める、自分で舵をきる体験のための時間を設けました。参加者はデジタルは禁止ですが、それぞれに余白を感じる、豊かな時間を過ごしました。


17:00〜18:30  日本OECD共同研究総会

日本OECD共同研究のこれまでの取り組みと、今年度推進するプロジェクトをご紹介します。多様な活動を知っていただくのみならず、新たな気付きが得られ、価値観をアップデートできるセッションとなりました。

・コメント 日本OECD共同研究 共同座長 / 戸田市教育委員会教育長 戸ケ﨑勤氏 ほか

18:30〜20:30  交流会ーOECD日本支部生徒部会プレゼンツ「小さなお祝い&大きなお祝い」大会)

「これって祝うほどのことかな?」ってつい考えてしまうこと、ありませんか?卒業や合格みたいな大きな成果だけが祝う理由になって、今日ちゃんと起きられたとか、小さな出来事は「わざわざ祝うほどじゃない」って扱われがちです。このパーティでは、その線引きを一旦手放して、大小関係なく、みんなで一緒に味わいながら祝います。 参加者がご当地おやつを持ち寄り、全国のおやつを食べ比べました!

下記このセッションを企画・運営してくれた森蒼太君のコメントです。

無事にパーティを終えることができて、ほっとしています。足を運んでくれたみなさん、ありがとうございました!今回大事にしたかったのは、「祝うべきこと」を選ぶことじゃなくて、その瞬間をちゃんと味わうことです。少しでも、その空気を感じてもらえていたら嬉しいです。

8月9日(日):2日目

大人も生徒とともに「主体的・対話的で深い学び」を丸一日かけて探究/体験チャレンジしました。

日常の生活や現実社会で起きているニュースなど「教科のメガネ」をかけてみてみます。同じものやニュースでも、違う教科のメガネで覗き込むと、全く異なる見方考え方で見えることもあります。そんな体験を、未来から来た教科の先生と室内でおさんぽを体験しました。

学習指導要領でも議論されている「実社会と教科の往還」を中核に添え、「見方・考え方」「教科横断」「中核概念(ビッグアイデア)」「教科学習と探究学学習の往還」など、頭では理解できるけど、実際の授業に落とし込むには?のカリキュラム実施が抱える課題に対する解決の「原体験」を、参加者全員で実証的につくる試みです。

同時に、今回の共通テーマは、どれも「未来のWhat ifに備える〜もしもの想定外を想定する」です。2026夏FESでは、未来は予測するだけでなく、備え、行動するまでに、チャレンジしました!

2日目全体司会 ゆいさん、つむぎさん(泉大津市立小津中学校)

9:30〜9:45  2日目 オープニング

9:45〜10:15 「おさんぽメガネ」体験チャレンジの意味・意義

  • 生徒の視点から:「おさんぽメガネ」の立ち上げ背景、生徒の想い (OECDE2040日本生徒部会) 
  • 教師の視点から:「おさんぽメガネ」が示唆する教師の学び(公開授業で実践してみた小津中学校 大達雄先生) 
  • 研究の視点から:カリキュラム自由裁量の国際比較研究を知ろう!(新潟大学 有井 優太先生)

10:15〜11:45  未来のWhat ifに備える ①命を守るAED講習体験 

  • 10:15〜11:15  共通実社会テーマ①AIがどれだけ進化しても、人の命を守る最後の一歩は、人にしかできません。2040年に向けて必要なのは、知識だけでなく、予測できない状況でも考え、判断し、行動する力。未来を生きるための「命のリテラシー」を、体験を通して学びました。もし、今、隣にいる人が突然倒れたら。そのとき、あなたは一歩を踏み出せますか?
  • 11:15~11:45  教科ステーションへおさんぽメガネタイム①二つの異なる教科メガネステーションを15分ずつ体験

11:45-12:30  ブランチ休憩〜AI漫才&AI産業ニュース 

(イラスト:小津中学校YUIさん作成)

姫路の加藤聡さん、三浦一郎先生が、AI産業のニュースも背景に、AIリテラシー、クリティカルシンキングへの示唆を、AIが作成した漫才で、笑いながら参加者と考える時間を共創くださいました。また即興で、古江ようこ先生と、とも君が、AIが作成した手話の漫才も披露くださり、AIの可能性と課題を、ユーモアを通して考える時間になりました。

12:30-13:15 未来のWhat ifに備える ②ホルムズ海峡からポテトチップスへ

  • 12:30~12:45 共通テーマ② 遠い国で起きた出来事が、なぜ私たちの身近なおやつや暮らしにまで影響するのでしょうか。ホルムズ海峡で起きた出来事が、エネルギー価格や物流を通じて、ポテトチップスの包装の色や価格、さらには私たちの日々の生活にまで影響を及ぼすことがあります。2040年には、こうした国や地域、経済、環境、テクノロジーが複雑につながる「予想外の連鎖」が、今以上に増えているかもしれません。遠い国のニュースを、「知らない誰かの話」で終わらせていませんか。その出来事が、巡り巡って自分の暮らしをどう変えるのか、みんなで一緒に想像してみませんか?
  • 12:45~13:15  教科ステーションへおさんぽメガネタイム②二つの異なる教科メガネステーションを15分ずつ体験

13:15~14:00  未来のWhat ifに備える ③詐欺・闇バイトから自分を守る 

  • 13:15-13:30 共通実社会テーマ③ 巧妙化する詐欺や、知らないうちに犯罪へ巻き込まれる闇バイト。「自分は大丈夫」と思っていませんか?実体験を手がかりに、危険な誘いを見抜き、自分と大切な人を守る方法を考えます。そのメッセージ、本当に信じて大丈夫ですか?
  • 13:30-14:00 教科ステーションへおさんぽメガネタイム③二つの異なる教科メガネステーションを15分ずつ体験します

今回のおさんぽメガネワークでは、AED、ホルムズ海峡と私たちの暮らし、詐欺・闇バイトといった”日常”の「What if」を起点に、複数の教科の「見方・考え方」をメガネとして掛け替えながら、一つの事象をさまざまな角度から捉えることを試みました。

事後アンケートでは、延べ162件の教科体験のうち129件(79.6%)で、「教科の印象が大きく変わった」「変わった」と回答されました。また、もともとの教科に対する「好き・嫌い」と、体験後の「印象の変化」との関係を分析したところ、両者にはほとんど相関が見られませんでした。この結果から見えてきたことは、本実践の意義が、単純に「嫌いな教科を好きにする」ことだけにあるのではない、ということです。「教科とは何のためにあるのか」「その教科の見方・考え方を通すと、世界の何が見えるのか」そうした問いを通して、これまで持っていた教科のイメージが揺さぶられ、教科を「学ぶ内容」だけでなく「世界を見るための道具」として捉え直す動きが生まれていたように思います。これまで当たり前だと思っていた見方をいったんほどき、見直してみる。そこには、「アンラーン」と呼べるような学びの姿も見えてきました。複数の教科を行き来する中では、「この見方とあの見方がつながっている」「同じテーマでも、教科によって見え方が変わる」といった気づきも生まれました。一つひとつの知識や教科の学びが別々のものとして終わるのではなく、自分の中でつながり、「あ、こういうことなのか」と意味づけられていく。こうした経験は、学びをつなぐ「中核的な概念」を育てていく入口の一つになるのではないかと感じています。

また、三つの「What if」についても、参加者が問いを自分自身や身近な生活と結びつけて捉えていたことがうかがえました。AEDでは、「もし隣の人が倒れたら、自分は一歩を踏み出せるか」という行動への意識へ。ホルムズ海峡では、「遠い国の出来事」から、エネルギーや物流を通じた「自分たちの暮らしとのつながり」へ。詐欺・闇バイトでは、「自分は大丈夫」という前提から、「一度立ち止まり、確かめる」という態度へ。それぞれの問いが、教科のメガネを通して、少しずつ自分事の日常として捉え直されていたことも、アンケートから見えてきました。

さらに、生徒、教員、行政、研究者など、異なる年齢や立場の参加者との対話を通して、「自分とは違う見方」に出会い、自分自身がどのようなメガネで物事を見ていたのかに気づいた、という声も寄せられました。今回のおさんぽは、教科と教科の間だけでなく、教科と日常、他者と自分の間を行き来する時間でもあったのかもしれません。

今回の実践を一つの完成形とせず、教科を通して世の界を見ること、そして世界を見ることを通して教科の意味を捉え直すこと。その往還の中で、学びがどのようにつながり、深まっていくのか。これからも皆さんと一緒に考えていければと思います。

▶詳細の報告書は、おさんぽメガネ教科ステーション・ナビゲーターの皆様で作成中です。

14:00-14:30  次期学習指導要領の検討状況 ~『深い学び』と調整授業時数制度を中心に~ (ハイブリッド開催)

文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 教育課程企画室長 栗山 和大氏

現在議論中の次期学習指導要領の検討状況と方向性を共有いただき、次期学習指導要領を一緒に考え、育むことをしていきたい。次期学習指導要領は、多様なすべての生徒たちの、深い学びを実現するための手段であり、自分の人生を自分で「舵取りする力」を持った、民主的で持続可能な社会の担い手の育成を目指すためのもの。どのような生徒を育てたいのか、どのような学校を作りたいのか、学校のビジョンに沿う形で、柔軟なカリキュラムを実現するために、調整授業時数制度、自由裁量を導入していく予定と、説明くださいました。

(写真左 栗山室長ご登壇の様子、写真右 オンラインセッションの様子)

14:30-15:30 おさんぽメガネ①②③の体験の意味を言語化/腹落ちできるか否か、賛否両論大いにOk対話タイム

2日目に体験してきた教科のメガネと、学習指導要領のお話を受けて、自治体グループ、教師学校グループ、生徒学生グループ、研究者/企業/財団その他グループ、それぞれ立場を同じくするグループに分かれて対話しました。

オンライングループはミックスで対話。(ハイブリッド開催)

  • オンライン・モデレーター古江陽子((筑波大学附属大塚特別支援学校 教員)
  • オンライン・モデレーター大達雄(小津中学校教員)

まずは、栗山室長の話につなげる形で、おさんぽメガネワーク体験や研究開発学校である小津中の生徒が学校づくりに主体的に参画する取組み(学校のコンパスづくり等)や生徒発信のプロジェクト型学習「共創プロジェクト」等の実践を紹介。その後、MIHO(OECD田熊美保)や、お父さん(東京学芸大学西村圭一)も参加してのセッションがスタート。おさんぽメガネ体験から見た教師のアンラーン、体験の価値、「当事者意識」とはなにか、見方・考え方としての教科・学問の価値、などについて白熱したディスカッションが交わされました。

15:30~16:30 閉会式(ハイブリッド開催)

写真提供:泉大津市立小津中学校卒業生ひなたさん ほか

「OECD Teaching Compass体感ワークショップ」開催報告

教員主体のフォーカスグループFG2Aの活動の一環として、Teaching Compassを体感するためのワークショップが対面で実施されました!
ワークショップを企画された里見さんから開催報告が届きましたので、ぜひ下記をお読みください。

*****

2026年7月25日、大阪にて「OECD Teaching Compass体感ワークショップ」を対面で開催しました。

これまでオンラインを中心に、Teaching Compassを「自分ごと」として腹落ちさせ、自ら始まる変化を見つける場として実施してきた本プロジェクト。今回、満を持しての対面開催となり、教員、研究者、学生、行政関係者、起業家など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集結しました。

午前中のテーマは「Anchor」。自己の教育観の原点を、「心が動いた感情」と「愛すべき弱さ」という二つの起点から深くリフレクションしました。

<参加者の声>

「平和な民主社会を実現するため、越境と他者理解を、楽しく広げていく。」

「風呂敷を広げ、共に仲間と包む。」

「どんな困難なことがあるとしても、希望を語れる教育現場と同僚性を作りたい。」

会場には、その人にしか語れない本物のAnchor(内なる錨)を見つめる、静かで熱い時間が流れていました。

午後は「Agency」へとテーマを移し、自らのライフヒストリーの中で発揮されてきたAgencyの軌跡をたどりました。個人の気づきを出発点に、「次は誰とCo-Agencyを起こしたいか」を語り合う対話は、高い熱量を感じるものでした。

<参加者の声>

「人との出会いがライフストリームの上昇につながっていると初めて認知しました。これからはもっと意識的に、人との出会いや活動を大切にしたいです。」

「これからは、“今まさにアンカーをみつけつつある先生方”と共に。」

「子どもたちとの経験を生かし、居場所を支える方々と新たな居場所づくり、持続可能な仕組みづくりをやります。」

また当日は、OECDシニアアナリストの田熊美保さんにパリからオンラインでご登壇いただき、Teaching Compassの開発秘話や、データから読み解く日本の教育の現在地について、貴重なインプットをいただきました。

7時間にも及ぶ長丁場でしたが、自己リフレクションと他者との対話を通じて、参加者一人ひとりがTeaching Compassの羅針盤をその手に握り直すような、濃密な1日となりました。

最後に、多大なるご協力をいただいた大阪教育大学みらい共創館の皆様に、心より感謝申し上げます。

【小津中学校】日本OECD共同研究と「共創プロジェクト」で育まれた3名の言葉が「中学生の主張大阪府大会」で入賞!最優秀賞3連覇!

泉大津市立小津中学校のだっち先生から、とっても嬉しいご報告が届きました!

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プロジェクト∞無限大をはじめとする日本OECD共同研究に参加し、「学校のコンパス」づくりや生徒主体のプロジェクト学習「共創プロジェクト」を進めてきた小津中学校。

8月16日(日)、クレオ大阪南で開催された「第48回 中学生の主張大阪府大会 伝えよう!君のメッセージ」に、3年生のYUIたち3名が挑戦しました。

今年度の応募者総数は、大阪府内から1,315名。作文審査によって上位20名が選ばれ、さらに、そのうち上位10名が大阪府大会の舞台で自分の思いを発表します。

小津中学校からは3名全員が見事に入賞。YUIを含めた2名が、上位10名の発表者として大阪府大会の舞台に立ちました!

YUIのスピーチのタイトルは、『できない』の価値。

YUIは昨年度に引き続き、日本OECD共同研究におけるYOICHIをはじめとするエキュメノポリスの皆さんとの取り組みを通して、感じたことや考えたことをスピーチにまとめました。
また、YUIは日本OECD共同研究のTWG5で、AIをテーマとした取り組みを進めてきたメンバーでもあります。異なる立場や専門性をもつ人たちと関わりながら、「できること」だけではなく、「できないこと」がもつ意味や価値について考えてきた経験を、自分自身の言葉で表現しました。

他の2人のスピーチは、小津中学校で行っている生徒主体のプロジェクト学習「共創プロジェクト」での経験をまとめたものです。

自分たちの「好き」や問題意識を出発点に、仲間や社会のさまざまな人たちと関わりながら、実際にプロジェクトを動かしてきた2人。その中で生まれた気づきや葛藤、自分自身の変化を、それぞれの言葉で社会へのメッセージにしました。

そして、審査の結果――。

YUIが、最優秀賞となる「大阪府知事賞」を獲得!
昨年度同じくエキュメノポリスさんとの協働からの気づきをまとめた「あなたの扉を開く鍵」での上位入賞に続く、さらなる飛躍となりました。今後、全国大会での
発表の審査にあたる、近畿・中国ブロックの選考へ進みます。

さらに、他の2名も「審査委員特別賞」、「努力賞」を獲得しました。
小津中学校としては、3年連続となる最優秀賞(大阪府知事賞)の受賞です。まさに奇跡のような3連覇です!

受賞した3名に共通しているのは、共創プロジェクトでリーダーを務めるなど、小津中学校のさまざまな取り組みに自ら関わってきたことです。
学校の中だけで完結する活動ではなく、プロジェクトを通して多様な人々や社会と出会い、自分たちで問いを立て、対話し、協働しながら行動してきました。

今回の成果は、単にスピーチの技術が評価されたということではありません。生徒たちが実際の社会と向き合う中で得た経験を振り返り、そこに自分なりの意味を見いだし、他者に届くメッセージへと変えていったことが高く評価されたのだと思います。
先輩たちも含め、共創プロジェクト、学校のコンパスづくりの活動などを積極的に取組んだ生徒たちは「プロジェクトを自分たちの手で進めてきた経験によって、言葉の力や表現力が高まった」とよく話してくれています。教員としても強く感じてきたその成長が、1,315作品という多くの応募作品の中で評価されたことを、とてもうれしく思います。

生徒が自ら考え、多様な人と協働し、社会に向けて行動する。その経験が生徒のエージェンシーを育み、自分自身の言葉となって社会へ届いていく。
今回の3名の姿は、日本OECD共同研究や「共創プロジェクト」を通して大切にしてきた、経験的な学びの豊かさを改めて実感させてくれるものでした。

おめでとうございます!Congratulations!

「ごちゃまぜ演劇ワークショップ」の開催報告

あそび座のひとつ、教員研修「元気玉プロジェクト」という座の活動の一環として、座主の片山康宏先生が、2040年の教員研修をイメージして演劇ワークショップを企画、実施されました!

片山先生から開催報告が届きましたので、ぜひ下記をお読みください。

8月2日に小学生から大人まで多様な世代が参加する「ごちゃまぜ演劇ワークショップ」を開催しました。本企画は、正解のない劇づくりを通じて、非認知能力の育成や合意形成のプロセスを体験することが目的です。

活動では、江原河畔劇場の皆さんが創り出す楽しく柔らかい雰囲気の中、簡単なじゃんけんゲームからグループでのジェスチャーゲームとゲームや演劇を通してコミュニケーションを取りました。最後の演劇グループ発表では、各グループ・個人の素敵な表現を参加者で味わいました。

事後アンケートでは、参加者からは「大人が子どもの表現に口を出さず、まとめようとしないことの大切さを演劇を通して知った」、学生からは「失敗してもいいという声掛けが、失敗を恐れる不安を緩和する有用性を再認識した」といった教育的な気づきが出されました。

共通の課題を乗り越える劇づくりは、通常の講義形式のセミナーよりも参加者同士の関係性を密にしました。演劇的手法による心理的安全性の高い場づくりが、世代を超えた対話と非認知能力の向上に有効であることを実感しました。

日本OECD共同研究・2040年をデザインする夏FES(Future of Education and Skills) 2026 開催報告

2026年8月7日から9日にかけて、日本OECD共同研究・2040年をデザインする夏FES(Future of Education and Skills) 2026を開催いたしました!

対面、オンラインともにたくさんの方にご参加いただき、御礼申し上げます。

写真を撮るタイミングではご不在の方もいらっしゃったので、ちょうどそのときにいらした方のみのお写真となりますが、取り急ぎ、集合写真をお届けいたします!

8月7日

以下、8月8日と9日の写真は、中学生のころから、このプロジェクトでご活躍下さっている、泉大津市立小津中学校(大阪府)の卒業生のひなたちゃんが、撮影してくださいました!

8月8日

8月9日

ご参加くださった皆様、ご登壇くださった皆様、ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

日本OECD共同研究 交流会 ~アンドレアス・シュライヒャー局長を迎えて ~ の開催報告

日本OECD共同研究 交流会 ~アンドレアス・シュライヒャー局長を迎えて ~ が、2026年7月31日に開催されました。

まさに、本当のマルチステークホルダーの集まりでした。
教育長も、現場の先生も、生徒のみなさんも、研究者も、企業の方も、立場の違う一人ひとりが同じ場で、同じテーブルで2040年の教育を本気で語り合う。これまでやってきた活動をピッチする。そんな場になったかと思います。

開催概要は以下になります。

**********

■ 日時:2026年7月31日(金)16:30-20:30
■ 場所:港区産業振興センター
■ 共同主催:日本OECD共同研究、一般社団法人教育AI活用協会、協力:東京学芸大学教育インキュベーション推進機構、東京大学吉田塁研究室

【プログラム】
16:00〜 開場
16:30〜16:40 開会挨拶 東京学芸大学 佐々木幸寿学長
16:40〜17:40 基調対談: 小規模な自治体の取り組み
       モデレーター:佐藤雄太 教育AI活用協会代表理事
       登壇者:小坂康之 福井県小浜市 教育長
           三浦一郎 自治体
           宮口陽咲 北海道夕張高等学校 OECD生徒部会日本支部 Flying pEnguins
           坂本 陵司 民間企業

17:40〜17:45 ご挨拶 日本OECD共同研究 共同座長 / 戸田市教育委員会教育長 戸ヶ﨑勤氏

17:45〜18:45 日本OECD共同研究 中間まとめ、及びプロジェクトの3分ピッチ&コメント

  • 中間まとめ:竹内陽渚(OECD生徒部会日本支部 創設者)、平田郁美(群馬県教育委員会教育長)、三浦一郎

<学校としての取り組み>

  • 発表1:石川県立輪島高校の取り組み(平野敏元校長、岡本夕佳 教諭)
  • 発表2:小津中学校の学校のコンパス(大達雄 教諭)
  • 発表3:おさんぽメガネ(山内悠喜 OECDE2040日本生徒部会 Flying pEnguins E2040)

<教員の学び>

  • 発表4:教師を目指す学生部会(富永貴子、教師を目指す学生部会を創設者)
  • 発表5:OECD Digital Education Outlook 2026日本語版 ローンチと教育×AIイベントの実施(吉田塁、東京大学大学院 工学系研究科 准教授)

<自治体 → 47都道府県 → そしてGlobal>

  • 発表6:小さい自治体の対応(小坂康之 福井県小浜市 教育長)
  • 発表7:47都道府県構想・モデル事業: 教育長校長プラットフォーム(佐藤雄太 教育AI活用協会代表理事、前山賢一 田辺市立明洋中学校 教諭)
  • 発表8:Global Forum(OECDE2040日本生徒部会 Flying pEnguins E2040から、竹内舞、寺尾玲生)

コメントをくださった皆様
 外交の視点から:元OECD日本政府代表部大使 兒玉和夫氏
 経済の視点から:追手門学院大学経済学部教授/元OECD経済局エコノミスト 横山直氏
 教育の視点から:OECD教育スキル局 アンドレアス・シュライヒャー局長

18:45〜20:20 歓談
20:20〜20:30 日本OECD共同研究からのお知らせ
20:30 閉会挨拶 東京学芸大学 堀田 龍也副学長

 *総合司会:吉田塁 東京大学大学院 工学系研究科 准教授

**********

ご参加下さった皆様、ありがとうございました。今回ご参加になれなかった皆様、またの機会をご期待ください。引き続き、日本OECD共同研究にご参画いただけますと、そして応援していただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

日本OECD共同研究・2040年をデザインする夏FES(Future of Education and Skills) 2026のご案内

「2040年の未来から来た人たち」が集う、夏FESを開催します!私たちは《学校が変われば、未来が変わる》と信じ、学校が先行して社会の価値観アップデートをすることを目指して活動してきました。 

私たちは、学校は「社会の縮図」ではなく「社会の未来図」と捉えています。だから、この夏FES中は、2026年のルールや常識にしばられなくていい。
未来から来たからこそ、2026年の現状に悩んだり、もどかしさを感じたりするのは、むしろ当たり前。だからこそ、集い、語り合い、励まし合い、互いにエンパワーメントする。
そんなOECDグローバルフォーラムを、この夏、日本で開催します。

すでに未来の教育を創り始めている多様な仲間たちと、大人も子どもも一緒になって、「主体的・対話的で深い学び」を、夏祭りのような感覚で実際にやってみる場です。

どのような場になるのかは、参加する一人ひとりによって有機的に変わっていきます。
まだ、誰にも完成形はわかりません。だからこそ面白い。
まるで「びっくり箱」のような夏FESです。少しでも心が動いた方は、ぜひ、未来を創る体験をご一緒ください。

■ 共同主催:日本OECD共同研究、一般社団法人教育AI活用協会

■ 協力:東京学芸大学教育インキュベーション推進機構、東京大学吉田塁研究室、東京学芸大学西村圭一研究室 、 日本OECD共同研究「壁のないあそび場-bA-」さんすう数学あそびZa、OECDE2040日本生徒部会 Flying pEnguins 、教育長・校長プラットフォーム関西本部和歌山大会、泉大津市立小津中学校、近畿日本ツーリスト株式会社、東京消防庁芝消防署、Classroom Adventure inc. ほか

ご参加下さる方は、下記からご登録をお願いいたします。

https://peatix.com/event/5093064

【スケジュール(予定)】

8月7日(金):前夜(朝)祭り

10:00-10:50 コラボ企画①教育AIサミットとのコラボ企画です。お申し込み・詳細は→こちらを参照ください。

8月8日(土):1日目

11:30-12:30   ブランチ交流会
12:30-12:45   開会式
12:45-13:45   コラボ企画②「教育長・校長プラットフォームIN和歌山」。共創パートナーの詳細は→こちらです。

14:00-16:00   「教育とAI」世界の知見共有シリーズ〜現場・政策・研究をつなぐ第4回(最終回)

東京大学吉田塁先生により、今回は、OECDが世界各国と実証実験を進めているAIカリキュラム分析ツールのハンズオンセッションを予定しています。(ハイブリッド開催)

16:00-17:00  デトックスタイム
17:00-18:30  日本OECD共同研究総会

18:30-20:30  交流会ーOECD日本支部生徒部会プレゼンツ「小さなお祝い&大きなお祝い」大会)*

参加者がご当地おやつ持ち寄り、全国のおやつ食べ比べよう!(予定)*交流会の参加は任意です。ご参加の方は別途実費の負担をお願いする可能性があります。

夏FESコーナー(未来の教育を実践している皆さま大募集!ぜひ貴方の取り組みをご紹介いただきたいです)


8月9日(日):2日目

大人も生徒とともに「主体的・対話的で深い学び」を丸一日かけて探究/体験チャレンジします。

日常の生活や現実社会で起きているニュースなど「教科のメガネ」をかけてみてみます。同じものやニュースでも、違う教科のメガネで覗き込むと、全く異なる見方考え方で見えることもあります。そんな体験、未来から来た教科の先生とおさんぽ(今回は室内ですが)、試してみませんか?

学習指導要領でも議論されている「実社会と教科の往還」を中核に添え、「見方・考え方」「教科横断」「中核概念(ビッグアイデア)」「教科学習と探究学学習の往還」など、頭では理解できるけど、実際の授業に落とし込むには?のカリキュラム実施が抱える課題に対する解決の「原体験」を、参加者全員で実証的につくる試みです。

同時に、今回の共通テーマは、どれも「未来のWhat ifに備える〜もしもの想定外を想定する」です。2026夏FESでは、未来は予測するだけでなく、備え、行動する、までチャレンジします!

9:30-9:45  2日目 オープニング
9:45-10:15 「おさんぽメガネ」体験チャレンジの意味・意義

  • 生徒の視点から:「おさんぽメガネ」の立ち上げ背景、生徒の想い (OECDE2040日本生徒部会)
  • 教師の視点から:「おさんぽメガネ」が示唆する教師の学び(公開授業で実践してみた小津中学校 大達雄先生)
  • 研究の視点から:カリキュラム自由裁量の国際比較研究を知ろう!(新潟大学 有井 優太先生)

10:15-11:45  未来のWhat ifに備える ①命を守るAED講習体験

  • 10:15-11:15 共通実社会テーマ①AIがどれだけ進化しても、人の命を守る最後の一歩は、人にしかできません。2040年に向けて必要なのは、知識だけでなく、予測できない状況でも考え、判断し、行動する力。未来を生きるための「命のリテラシー」を、体験を通して学びます。もし、今、隣にいる人が突然倒れたら。そのとき、あなたは一歩を踏み出せますか?
  • 教科ステーションへおさんぽメガネタイム①二つの異なる教科メガネステーションを15分ずつ体験します

11:45-12:30  ブランチ休憩〜AI漫才&AI産業ニュース

12:30-13:15 未来のWhat ifに備える ②ホルムズ海峡からポテトチップスへ

  • 12:30-12:45 共通テーマ② 遠い国で起きた出来事が、なぜ私たちの身近なおやつや暮らしにまで影響するのでしょうか。ホルムズ海峡で起きた出来事が、エネルギー価格や物流を通じて、ポテトチップスの包装の色や価格、さらには私たちの日々の生活にまで影響を及ぼすことがあります。2040年には、こうした国や地域、経済、環境、テクノロジーが複雑につながる「予想外の連鎖」が、今以上に増えているかもしれません。遠い国のニュースを、「知らない誰かの話」で終わらせていませんか。その出来事が、巡り巡って自分の暮らしをどう変えるのか、みんなで一緒に想像してみませんか?
  • 12:45-13:15  教科ステーションへおさんぽメガネタイム②二つの異なる教科メガネステーションを15分ずつ体験します

13:15-14:00  未来のWhat ifに備える ③詐欺・闇バイトから自分を守る

  • 13:15-13:30 共通実社会テーマ③ 巧妙化する詐欺や、知らないうちに犯罪へ巻き込まれる闇バイト。「自分は大丈夫」と思っていませんか?実体験を手がかりに、危険な誘いを見抜き、自分と大切な人を守る方法を考えます。そのメッセージ、本当に信じて大丈夫ですか?
  • 13:30-14:00 教科ステーションへおさんぽメガネタイム③二つの異なる教科メガネステーションを15分ずつ体験します

14:00-14:30  次期学習指導要領の検討状況 ~『深い学び』と調整授業時数制度を中心に~
文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 教育課程企画室長 栗山 和大氏
(ハイブリッド開催)

14:30-15:30 おさんぽメガネ①②③の体験の意味を言語化/腹落ちできるか否か、賛否両論大いにOk対話タイム

自治体グループ、教師学校グループ、生徒学生グループ、研究者/企業/財団その他グループ、それぞれ立場を同じくするのグループに分かれて対話。但し、オンライングループはミックス。(ハイブリッド開催)

15:30-16:30 閉会式(ハイブリッド開催)

*未来から来た教師募集!2040年に向けて「教科教育と現実社会や日常のリアルなテーマの往還」試してみたい!とチャレンジ精神ある教師のみなさん大募集です!

*苦手な教科を克服したい生徒・学生さん募集! 生徒学生部会の中で「苦手な教科を<ドリル>や<問題集>でがんばっても苦手意識が消えなかった」という生徒学生さんたちもいました。もちろんドリルや問題集で克服した生徒学生さんもおられる中、この夏は、ちょっと変わった体験してみませんか?学校の勉強が社会とどう繋がってるか疑問?など、正直に、大人に聞いてみたい生徒学生さんも大募集です!

皆様とともに熱い夏をつくれることを楽しみにしています!

サンジョゼフ校のメンバーが能登を訪れ「おさんぽメガネワークショップ」を一緒に行いました!

お久しぶりです!

OECD生徒部会日本支部所属 大学3年生の竹内舞です。

7月10日~7月12日にかけて、フランスのサンジョゼフ校日本セクションの生徒3名・教員1名と共に石川県能登町へお邪魔しました。始まりは、2年前のProject infinityでのStudents and Teachers summit in Parisです。日本から参加した石川県立輪島高校の生徒が異文化体験としてサンジョゼフ校さんの協力のもとホームステイをしました。両校の関係はその後も続いており、今年はサンジョゼフ校の皆さんが来日しました。

1日目は、能登町立柳田中学校で全4回シリーズにて開催中の”おさんぽメガネワークショップ”(OECD生徒部会日本支部とOECDが共同開発中)に参加しました。柳田中学生約40名、輪島高校生8名(卒業生含む)、教員約10名、サンジョゼフ校4名、Flying pEnguins1名の計60名程度での開催でした。おさんぽメガネワークショップとは、おさんぽをしながら、日常の風景をさまざまな教科の視点で見たとき、「どのような気づきがあるのか」を対話し、学び、物事の見方考え方を問い直すというものです。柳田中学校生の企画の元、立場をごちゃまぜにした1グループ8名程度のグループに分かれ、80分のおさんぽをしました。その後の振り返りでは、「”俳句と川柳の違い”という話題から、帰路では今日のおさんぽを川柳で表現した」「石の水切りをしたとき、その原理をみんなで考察した」といったエピソードがありました。また、「おさんぽメガネワークショップを体験する前後で、日常の出来事が「なんでそうなるのか?」を考えるようになった」といった自身の変化を感じている生徒もいました。

その後は、珠洲市にある石川県立飯田高校 のある先生のご自宅にお邪魔し、BBQをしたり、夜には花火をしたりと、自然を肌で感じました。飯田高校生2名も一緒に、ご飯を食べながら珠洲市の魚や、文化についてお聞きしました。

2日目は、朝から目の前の海でカヤックやサップに乗ったりしたのち、輪島高校までドライブをしました。輪島高校生が震災によって土砂崩れが起きた場所を通り、そこがどう変化したのか、また、その時の心情をリアルに語ってくださいました。土砂崩れにより、道路が壊れてしまったので仮設道路ができたことや、そこから見える風景がとてもきれいだったお話が印象的でした。ある卒業生は、「前までは、仮設道路を通るとネガティブな気持ちになっていたけれど、今回フランスの人たちと一緒に見てみると新しい視点で見ることができた。そうしたら、仮設道路に対してとてもポジティブな気持ちになった。」と語っていました。その後は、世界農業遺産である”千枚田”に立ち寄り、もともとは1004枚あった田んぼが、今は1000枚を切ってしまっているので、早く1004枚まで戻ってほしいといった本音も聞かせて下さいました。

3日目は、朝市があった場所に行き、輪島の3種類あるマンホールを探したり、出張朝市でお買い物をしたりしました。また、輪島塗芸美術館では、万博でも飾られた、輪島塗で装飾された地球儀を見ました。その後は、コミュニティセンターでお昼ご飯を食べ3日間の振り返りをしました。振り返りでは、”日本とフランスの違いをどういうときに発見したのか”や、”この3日間を通してどういう変化があったのか”について対話しました。フランスは電柱が地中に埋まっていて、電柱がない景色が現代的だそうです。しかし、地震の多い日本では地震が起こった時復旧がしやすいよう”電柱は地上にある”そうです。なんでも現代的で最先端がいいというわけではないということを改めて実感しました。

このご縁がこれまでずっと続いてきたように、今後もオンライン上ででも繋がり続けられるようにしたいです。私は、この三日間を通して、やっぱり、物事は多角的な視点で捉える必要があることを再認識しました。またそのためには、自分一人で考えるのではなく、新しい価値観を持った人と対話し学び合うことが必要だと感じました。

「演劇ワークショップ」(2026年8月2日)のご案内

8月2日に「演劇ワークショップ」(主催:ひめじ教育万博実行委員会、後援:「日本OECD共同研究」)が、地域産業センター(ひめじ市)で開催されます!

こちらは、あそび座のひとつ、教員研修「元気玉プロジェクト」という座の活動の一環です。

座主の片山康宏先生が、2040年の教員研修をイメージして演劇ワークショップを企画されたそうです。

以下、片山先生からのメッセージです。

平田オリザさんが主宰する江原河畔劇場の協力を得て、子どもから大人までごちゃ混ぜでワークショップを行います。様々な立場の人間が、演劇を通じてコミュニケーションを取り、合意形成のプロセスを体験します。子どもにとっても大人にとっても学びや気づきのある時間にします!!

ご関心のある方は、ぜひご参加ください♪

「日本OECD共同研究 交流会 ~アンドレアス・シュライヒャー局長を迎えて~」のご案内

7月末にOECDのアンドレアス・シュライヒャー教育スキル局長が、文部科学省様主催の教育×生成AIシンポジウム〜生成AI時代、学びはどこへ向かうのか〜(チラシ)のために、来日されます。この機会に合わせて、日本OECD共同研究に参画いただいている、また今後の参画を検討されている皆様との交流会を、下記の通り予定しています。

2040年の教育を見据えて、「ありたい未来」をカタチにする教育実践の発見・共創を進めてこられた皆様と、またこれから始めよう、という意思を持ってくださっています皆様との、交流の場になります。

会費(懇親会費込み)は、社会人 3000円、大学生 1000円、中学生・高校生となっております。半立食形式で軽食をご用意する予定です。

ご参加をご希望の方は、下記からお申込みをよろしくお願いいたします。

ただし、会場の関係で、お申し込みいただいた皆様全員に、ご参加いただくことは叶いません。できるだけ公平に、日本OECD共同研究のお仲間としてバランスを考えて、参加の可否をお知らせいたします。できるだけ早めにお申し込みください。(申込期限:7月24日(金)17:00)

日本OECD共同研究 交流会 ~アンドレアス・シュライヒャー局長を迎えて ~ | Peatix

お申込み、お待ちしております。