『日本OECD共同研究メインワークショップ』を開催致しました!

2024年3月15日、『日本OECD共同研究メインワークショップ』~国際連帯&グローバル・シティズンシップに向けたラーニング&ティーチングコンパス~を、ハイブリッド形式で開催致しました!

このワークショップでは、災害に見舞われた地域に住んでいた、または今もなお住んでいる、ウクライナ、日本、トルコの生徒たちの声を集めました。非常時における国際連帯とレジリエンスとはどのようなものなのか、お話いただいた皆さんそれぞれの視点を提供してくれました。

この記事では会場で撮影した写真を何枚かお届けします。

司会を務めて下さったスザンヌ・ディロン氏(the Future of Education and Skills 2030グローバル・フォーラム議長)や、兒玉和夫さん(元OECD日本政府代表部特命全権大使)のメッセージは、すべての国のすべての人々の人権、尊厳、自己決定の原則を確認するとともに、災害や紛争の時代における平和と共感の言葉で参加者の心を一つにするものでした。

ウクライナの生徒との友好を深めている泉大津市立小津中学校(大阪)の先生と生徒は、実際のやりとりを通して感じたことや、学校のコンパスづくりの実践について共有してくれました。

特に日本とウクライナの生徒同士のギフト交換プロジェクト(例:ウクライナの生徒/前線にいる兵士に送られた「日本のカレー」や「暖かい手袋」、お返しのウクライナの生徒たちからの手作りブレスレット)は、戦時下にあるウクライナの学校の教職員と子どもたちに新たな希望と力を与えてくれましたと、ヴィニツィア小学校25校(ウクライナ)もお話をして下さいました。

災害による環境破壊を緩和する可能性を秘めた、農業における自然保護とイノベーションの例として、実際に学校で生徒が取り組んでいるプロジェクトを紹介してくれたのは、大分県立大分東高校。

ナロディチー・ギムナジウム(ウクライナ)、オヴルチ第3リセウム(ウクライナ)も、このテーマで発表をして下さいました。

また震災直後の対応 – 実体験と希望の物語を共有してくれた石川県立輪島高等学校(日本)、石川県立能登高等学校(日本)、ニメト・ファフリ・エクスズ職業技術アナトリア高等学校(トルコ)の皆様も本当にありがとうございました。

OECD教育スキル局 アンドレアス・シュライヒャー局長も最初から最後まで、じっと現場の声に耳を傾けて下さり、最後に希望溢れる言葉を皆様にお話し下さいました。

文部科学省大臣官房国際課長でいらっしゃる北山浩士様にも勇気づけられるお言葉を頂き、とても濃い内容のワークショップとなりました。

大分県から東京の会場まで来て下さった大分県立大分東高校の生徒さん達からは「こうして世界の方と繋がってお話をするのは初めての体験だったけど、とても楽しく、他国の皆さんのことも近く感じました。」「地震を経験された生徒さん達の話が心に響きました。」「今日こうして皆さんのお話を聞いて、これからの自分の人生に活かせるなと思いました。」といった感想を頂きました。

当日の様子をこの記事だけではとても伝えきれませんので、また後日、資料などを整えて公開させて頂きます。しばしお待ち下さい。

このワークショップにご尽力下さった皆様、ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。