5歳児×大学生のかわいい模擬店『にじいろうすきせんべいあいす』
(社会福祉法人熊崎福祉会 幼保連携型認定こども園 すみれこども園×西南学院大学)
最後のお楽しみイベント!今までありがとう。
こんにちは。かわいいは最強!チームです。
先月2月2日、西南学院大学(福岡)のお兄さんお姉さんたちがすみれこども園(大分)に遊びに行きました。これまで約半年間にわたって関わってきた年長の子どもたちですが、みんな揃って一緒に遊ぶのはこの日が最後でした。春から1年生になる子どもたち。今まで過ごしてきた時間を振り返りながら、最後のイベントを楽しみました。
このプロジェクトは、子どもたちの願いや思いをカリキュラムにのせたらどうなるだろう、子どもの存在が社会にどれほどのインパクトを与えるのだろう、というところからスタートした挑戦でした。
今回は、「大学祭でアイスやさんを出店する」という目標でしたが、自分たちのやりたいことに本気で取り組む5歳児には、大人を、社会を動かす大きな力がありました。
子どもたちとの出会いは8月に園で行われたお泊り保育でした。手作りのピザ窯で手作りのピザを焼いたり、海水浴をしたり、浜辺ですいわりをしたり…。心の底から楽しむという感動を、子どもたちの一生懸命な姿や夢中な姿から教えてもらえた気がします。
そして9月に行ったキックオフイベントでは、大学祭で出店するお店の名前や販売するアイスの味などをみんなで話し合って決めました。
その後もオンラインをつなぎ、話し合いを重ねて、アイスカップのスリーブやお店の看板など、子どもたち自身がアイディアを出しあって決めました。
大学祭当日は、子どもたちが臼杵煎餅をアイスに山盛りにかけている姿から、目の前のお客さんに美味しいものを届けたい、喜んでもらいたいという気持ちが感じられました。
アイスを売るだけでなく、日本赤十字社へ寄付するための募金活動も行いました。世界には、自分たちと同じくらいの年齢で、食べ物が十分に食べられず困っている子どもがいるということを知り、力になりたいと募金箱を抱え、大きな声で呼びかけました。
そして今回、久しぶりに子どもたちと会うことができました。オンラインで定期的に顔を合わせてはいましたが、対面するのは11月に出店した大学祭での「にじいろうすきせんべいあいす」以来でした。
さて、この日はどんな遊びをしたかというと…
『ゆきだるまゲーム⛄️❄️』
これ、子どもたちと大学生がオリジナルで考えた遊びなんです!
遊びの内容については、子どもたちの「やってみたい」を大切にしたいということから、大学生は遊びのフレームを提示するまで。そこからどんな工夫をしたら面白くなりそうか、ゲームのアイディアを出したのは子どもたちです!
大学生からはさらに2つの提示をしました。1つは、走る遊びであること。もう1つは、丸いものを使う遊びであること。
これだけ伝えると、次々に子どもたちから遊びのイメージが生まれてきました!
まずは導入として、室内でゲームをしました。これはいわゆる爆弾ゲームで、みんなで円になり音楽が鳴っている間にボールを回します。音楽が止まった時にボールを持っている子は、小学生になって頑張りたいことを教えてくれました!「勉強✏️」「サッカー⚽️」「ピアノ🎹」など。みんなそれぞれ素敵な目標を持っていました!
そして次は外へ行き、お楽しみのメインイベント✨
園庭の地面には大きな丸が2つ描かれており、カラフルなカラーボールがたくさん転がっています🔴⚪️🟡「なにするのかな〜」とわくわく!
ルールはこんな感じ。子どもたちは「ゆきチーム」と「だるまチーム」で円の中と外に分かれます。そして自分の陣地のボールがなるべく少なくなるように、制限時間内にボールを相手チームの陣地に転がします。それぞれのチームのボール数を数え、少なかったほうが勝ちです!
早く体を動かしたくてうずうずしている子どもたちは、ゲームスタートの合図と同時に夢中でボールを転がし始めました。入れてはまた戻されて、入れてはまた戻されて……
ゲームは4回行いました。それぞれのチームは勝ったり負けたりを繰り返し、ゲームの途中で作戦タイムを設けて、どうやったら勝てるか、円になって考えを出し合いました。

「ここを包囲して〜」
「何人前に出して、何人後ろにするか」
「全員で16人いるから、半分に分けたら8人だから、その人たちが真ん中で〜」
面白いアイディアが次々と溢れていました。
作戦通り、守備範囲の担当を決めて対戦する姿がみられました。チームでの協力と他者への信頼ですね✨✨
楽しい時間が過ぎるのは早く、あっという間にお別れ会。子どもたちは、今までお兄さんお姉さんと遊んで楽しかった思い出やありがとうの気持ちをたくさん伝えてくれました。
そして私たち一人ひとりに手作りのメダルをかけてくれました🏅裏には「いっぱいあそんでくれてありがとう」のメッセージ😌
お兄さんお姉さんも、みんなと遊んで本当に楽しかった。「にじいろうすきせんべいあいす」では、みんな一人ひとりが素敵なアイディアを出して、たくさんのお客さんに喜んでもらえたね。大きな募金箱を持って、通る人たちに大きな声で呼びかけもしたね。ゆきだるまゲームの作戦もお友達のお話をよく聞いて、考えを出し合ったね。
たくさん経験したみんななら、楽しい小学校生活を送れると思います🌷🌸
子どもたちがアイスを食べるとき、もしかすると、自分たちのお店に来てくれたお客さんのあの笑顔を思い出しているかもしれません。