本記事は、郡山高校のYasu先生から届きました。ぜひご覧ください。
郡山高等学校では、学校の先生になりたい!という生徒や教育に興味がある!という生徒に向けて「教育コース」というゼミのようなものを設けています。第一回は、OECD東北スクールのプロジェクトマネージャーであった福島大学学長の三浦浩喜先生に来ていただきました。
しかし、この国際共創プロジェクトで”教育”といえば、FG2Cの大学院生のメンバー!今回はその中から、富永貴子さんと新堂絵梨香さんに来ていただきました。
年齢が近い先輩なので、生徒達もいつも以上にテンションが高く、お二人の生徒を巻き込む雰囲気と会話力が、生徒達の良さをさらに引き出してくださいました。
【ワークショップ】
〇イントロダクション
まずは、先輩方の自己紹介!彼女たちそれぞれに「キャリア・アクシス(自分自身の生き方の軸)」をストーリーを交えてプレゼンしていただきました。

〇アイスブレーキング~ワークショップ

言葉のグルーピングを行い、打ち解けてきたところで、
「学校の先生になるためには、どんな勉強が必要ですか?」という問いが投げかけられ、各班ごとに意見を出し合いました。

【生徒たちの意見(どんなべんきょうがひつようか?)】
◯自分の教科の勉強はもちろんだけど、心理学、法律など生徒たちの日常に関わるような学問、また、その時代に合わせたサブカルチャーやニュースなどにも常にアクセスし続けることも必要だと思う。
◯授業の内容に興味を持てるような身近な話題で、導入ができるように幅広い学びが必要
◯校則などに対して、なぜそれが必要なのかをしっかり根拠を持って対応できるように、校則の歴史や、外国も含めた他の地区の校則などについて学ぶ必要がある。
など、さまざまな意見が出た。
【大学での学びや大学院での学びの紹介】
生徒たちは、大学での学びがどんなものなのかイメージすることができました。

【生徒の感想】
・自分が先生になる為に何を学んでいきたいのか、どのような先生になりたいのかなど改めて考えるきっかけにもなりましたし、曖昧にしていた部分でもあったなと感じました。
・大学で教育について学ぶということは、ただ先生になるというだけではなく、日本そして世界での教育自体を発展させていくことにも繋がると感じた。
・グループでどんなことを学びたいか話し合って、自分では思いつかなかった教育現場に携わる上で必要になる学びについて気づくことができた。大学で勉強できないことでも、自分で勉強できることは積極的に取り組み、何事にも臨機応変に対応できるようになりたいと思った。
・それぞれ意見があり、教員を目指すためには「全員がこのプログラムをやる」ではなく柔軟な学び方が必要だと思った。情報を待っているだけでなく自分から求めていくこと、仕入れることが大切だと考えているので積極的にワークショップや講演に参加すれば様々な方のお話を聞けていいと思う。
