浦山 美代子先生から感想を頂きましたので、下記でご紹介させて頂きます。
3月30日『教師が創る、教師のための、教師研修ワークショップ、第二弾』
ヨーロッパの在外教育施設で働く私たちが創る学びのネットワーク
〜日本の“出島”から考える〜に参加して
このネットワークは、元々、プラハ日本人学校の三浦一郎先生の「ヨーロッパで日本人先生と知り合いたい」、「他の先生方の考えも知りたい」や「気軽に情報交換できる場が欲しい」などの思いから始まりました。ご本人はもちろんの事、その活動をサポートしてくださっている日本OECD共同研究の方々の熱量には、いつも感服しています。
そして、このネットワークに参加して一年経った今、まさかこの私がワークショップのパネリストの一人になるとは、当初想像もしていませんでした。
私自身は、海外でニッチな活動をし、ご縁があって補習校の講師となりました。所属している学校で、他の先生との何気ない会話ができるチャンスは、あまり多くなくとても貴重です。このネットワークでも、国を越え、様々な経験をされている先生達が集まり、お話しを聞いては「なるほど」と感銘を受けたり、書籍や映画などの紹介があれば参考にしたりと学校以外でもアップデートできる、正に『あそび場-bA-』となっていました。
今回このワークショップでは、私は海外にやって来たそもそもの理由や講師になった経緯など、とても個人的な内容を共有しましたが、その準備作業は自分の中で「今後、一体どうしたいのか」と考えるキッカケにもなりました。
また、ネットワークも然り、これらは研修というよりはある種サロン的で、さまざまな方の経験や考えなどを共有することで、私の中で別のチャンネルが開く感じがしました。今まで自分の中で埋もれて点在していた思いや考えなどが発見され、深掘りしたり、また新たな疑問になったりして、日常の中でどんどん繋がっていきました。それはまるでロールプレイングゲームで仲間を見つけ、アイテムをゲットし、クエストを続けているような感覚にも似ていて、それ自体ワクワクする、あるいはワクワクするものを発見させるキッカケとなっています。これからも繋がることで何かを発見し、広げて、次の世代にワクワクを繋げていきたいと、今回のワークショップを通して、このクエストを続ける勇気を頂きました。
そして、今後も日本、ヨーロッパと国を越え、また学校だけの枠に捉われることなく、こうした活動を気長に仲間と一緒に継続することで、更なる新たな出会いがあるはずと期待せずにはいられません。浦山 美代子
