2025年3月に開催されました、テーマ別ワーキンググループTWG5(AIなどの技術と教育)主催「先生 ✕ 生徒 ✕ AI がコラボすると未来の学校はどう変わる?」ワークショップからの報告です。

泉大津市立小津中学校と石川県立輪島高校は、オンラインAI英会話システムを開発するエキュメノポリス社との共同開発を進めようとしています。この第一弾として、2025年1月に東京で顔合わせを兼ねたAI英会話ツール共同開発ワークショップが開催され「先生とAIツールがコラボすることで、英語の授業はどう変わるか、変えられるか」を話し合いました。そして、3月に開催された本ワークショップでは、1月のワークショップを振り返り、AIの教育への活用の可能性と課題、そして「教師・生徒とAIとの新たな関係性」を、多様なメンバーで深堀りしました。

(小津中学校の発表のイラスト)

輪島高校の生徒さんからは、AIを学習にどう生かせそうか、という視点で発表がありました。AIは機嫌によらない、先生の機嫌が悪くならない、先生の負担が減るかな?など、AIの可能性が報告され、AIを様々に応用・活用することで、先生も生徒もハッピーになる学校を創っていきたいと、報告されました。

小津中学校の生徒さんからは、人間の先生との関係は、信頼がキーワード。共感しあい、心のキャッチボールがしたい。自分がチャレンジできる場を与えてくれ、発信しやすい、協力しやすい雰囲気作り・環境づくりを期待していると、発表してくれました。

事後の振り返りアンケートからは、下記の様な先生の声をいただいています。

  • 「(人としての)先生」に認められたい、評価されたい、という気持ちが強いということがよくわかった。また、生徒の学びの状況や文脈に合わせて場(体験)を与えることはAIには難しいというのは「なるほど」と感じた。
  • AIでできることと生身の先生にしかできないことのすみ分けが見えてきたように思いました。AIの活用がうまく進んでいくと、先生がすることが精選されるし、生徒が望んでいる先生の対応が充実していくと感じます。AIに対してネガティブなイメージばかり持っていましたが、ポジティブな面も見ることができました。

また、企業(メディア)の方からは、以下のお声をいただいています。

  • AIを扱える人/扱おうと思う人とAIを扱わない人の差がある中、教育現場でも、この部分の乖離は進んでいるのだろうということを感じました。パラダイムシフトのようなことが起こっているので、先生方だけでなく我々周囲の大人が柔軟に対応する姿勢を意識的に持たないと、生徒の皆さんの教育格差につながってしまう恐れがあることも感じました。

今後も、生徒たちの声を活かしたAI開発・学びへの活用の探究は続きます!