Focus group 2C教職グループに所属している新堂絵梨香です。
3月22日の「OECD Eduation2030数学カリキュラム部会:ラーニングコンパスで数学を体現する」というワークショップに参加させていただきました。
この日は、様々な国や立場の方々からラーニングコンパスを体現する数学の授業やカリキュラムとはどのようなものか、パネルディスカッション形式でシェアしていただきました。世界各国の方々が参加し、非常に充実した時間となりました。
数学を通してラーニングコンパスを体現するとはどういうことなのか、それぞれの実践から学ぶことができました。生徒が未知なる世界へと踏み出し、自分たちの力で数学の世界を切り開いていくためには、生徒だけではなく教師自身もその様子はどのようなものか、これを実現できる授業・カリキュラムとはどのようなものか知っておく必要があります。
素晴らしい実践が数多くありましたが、特にシンガポールの実践が非常に印象的でした。
シンガポールのNUS High School of Math & Science(NUSHS) では、数学、理科の研究を行うことが求められています。生徒は、自由に自分の興味を研究していきます。研究を行うことによって、生徒は学習のゴールを自ら設定し、目的意識を持って取り組むことができます。まさに、NUSHSのカリキュラムはラーニングコンパスを体現していると感じるような、生徒をガイドしていくようなカリキュラムでした。
これから変化し続ける世の中へ飛び込んでいく生徒たちに対して、教員として自分は何ができるのだろうかと考える大きなきっかけになりました。生徒をサポートしていくことはもちろんですが、生徒と共に学ぶ姿勢を忘れず、成長し続ける教員になれるように学び続けたいと強く思いました。
次回がとっても楽しみです!