プロジェクト無限大で共創しましたウクライナの学校のコーディネーターであるドンチェバ氏が、2025年1月末に、パートナー校である同志社国際高校を訪問しました。(同志社国際高校の生徒さんのブログからの報告です。)

Ms.Doncheva visits Doshisha International from Ukraine!

同志社国際高校にウクライナからドンチェバさんが来校されました。お昼休みの時間にはウクライナの現状についての授業と平和に対する思いをお話ししてくださいました。放課後は伝統的なお守りであるモタンカづくりにも挑戦し、最後はウクライナ全土で有名なくるみ型クッキーを参加者で食べました。

 印象に残ったことはドンチェバさんが現状について話されている時に私たちに聞かれた「あなたの夢はなんですか?」という質問です。ウクライナの子供達の答えは「戦争をとめる」「平和な生活」などでしたが、いざ私たちの番となると誰も答えることができませんでした。そこで夢を持つことの大切さ、希望を忘れない大切さを改めて感じさせられました。モタンカ作りでは、みんなで好きな色を決めたりと、個性豊かな作品を作ることができました。(Minami Mitsuhata)

Ms. Doncheva visited our school, Doshisha International, on Janurary 22. She gave us a presentation about the current situation of Ukraine after the Russian invasion began during lunch break, including the damage and the changed way of life, which for us was shocking to hear. Her message to us listeners, “Study hard for the future and contribute to the society and country,” made us consider and think again about our future. Afterschool, there  was an activity to make ‘Motanka’, a traditional Ukrainian doll using colorful yarns, and also enjoyed the Ukrainian snack. The day was full of learning and made us think of ourselves and the future, but also interesting to get to interact and experience Ukrainian culture. (Takuma Fukui)

高校3年生最後の倫理の授業にも来てくれました。生徒たちの尽きない質問に真摯に答えてくださるドンチェバさんにみな心を打たれました。

千葉県立特別支援学校流山高等学園 研究開発学校 最終年度研究発表 記念イベント「ラウンドテーブル@流山高等学園」報告書

開催日: 2025 年1月23日(木) 時間: 18:00-20:00
主催:

  • 山﨑慶太郎(千葉県立特別支援学校流山高等学園)
  • 古江陽子(筑波大学附属大塚特別支援学校)
    協力: 日本OECD共同研究
    開催方法: Zoomミーティング


1. イベント概要

本イベントは、千葉県立特別支援学校流山高等学園の研究開発学校としての最終年度研究発表を振り返り、その成果や今後の方向性を議論することを目的に開催されました。日本OECD共同研究の一環として、特別支援教育の固定概念を超える試みについて、多様なステークホルダーと意見交換を行いました。


2. プログラム詳細

オープニング

進行:

  • 古江陽子(筑波大学附属大塚特別支援学校)
  • 山﨑慶太郎(千葉県立特別支援学校流山高等学園)
  • 動画①: 新領域「私の時間」実践動画〔協働編〕
  • イベント趣旨説明
  • 研究推進部の紹介と感想共有
  • OECD共同研究 月間についての説明(田熊美保氏:OECD教育スキル局 シニア政策アナリスト)
  • 参加者紹介とミニメッセージ(武富博文氏、福本徹氏、河野麻沙美氏)

第1部「特別支援教育の固定概念(あたりまえ)の壁を越える」

  • 当事者の視点からの発表(10分)
    • コヨ(卒業生)
  • 対話の時間(ブレイクアウトルーム)
    • テーマ:「特別支援教育の固定概念の壁を越えるには」
  • 全体シェアリング

【卒業生の発表】 卒業生が、特別支援教育を受けた自身の経験と、社会に出てからのエージェンシーの発揮について発表しました。特に、学習環境や支援体制の影響についての具体的な事例が示され、参加者との活発な対話が行われました。

【ブレイクアウトルームでの議論】

  • 学校の在り方が生徒の未来に与える影響
  • 支援が必要な生徒の自己決定を促す方法
  • 企業と学校の連携によるインクルーシブな社会の実現

休憩(動画②:「私の時間」実践動画〔自己分析編〕)


第2部「これからの教育を考える ~エージェンシーに関わる教育開発~」

研究発表:
「特別支援教育における、変化する社会で生き抜くための資質・能力とエージェンシーを育成する教育課程及び指導方法の研究開発」

発表内容:

  • 新領域「私の時間」のカリキュラム設計
  • 生徒のエージェンシー育成に関する実践結果
  • 卒業後の影響(社会での実践事例紹介)

動画③: 生徒インタビュー映像

当事者との対話

  • ユズ(卒業生) 

【卒業生の発表】卒業生が、「私の時間」を学んだことによる自分の変化について発表しました。特に、「私の時間」での学びについて、在学時の様子や、卒業後の生活で実際に活かしている具体的な事例が示され、参加者と活発な対話が行われました。

対話の時間:

  • 新領域「私の時間」の成果と未来の可能性
  • これからの特別支援教育に求められる支援体制

シェアタイム(メンチメーターを活用)


クロージング(リレーメッセージ)p4~p6に議事録

メッセージ登壇者:

  • 松見 和樹氏(千葉県立特別支援学校流山高等学園 校長)
  • 河野 麻沙美氏(上越教育大学大学院学校教育研究科 准教授)
  • 武富 博文氏(独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所)
  • 福本 徹氏(国立教育政策研究所 総括研究官)
  • 板倉 寛氏(文部科学省)
  • 田熊 美保氏(OECD教育スキル局 シニア政策アナリスト)

まとめ:

  • 特別支援教育におけるエージェンシー育成の可能性
  • 学校と社会の接続に向けた新たな教育アプローチの模索
  • 研究成果を広く共有し、他の学校や教育機関への展開

オンデマンドの紹介 写真撮影

イベント終了(20:00)


3. 総括と今後の展望

今回のラウンドテーブルでは、特別支援教育における「エージェンシーを発揮するための資質・能力を育成する学び」が持つ可能性と、その実践が生徒の成長にどのように直結しているかを、多角的に議論する貴重な機会となりました。流山高等学園がこれまで積み重ねてきた取り組みが、単に生徒のエージェンシーを育むだけでなく、教師のエージェンシー、さらには学校全体の共同エージェンシーへと広がりを見せていることが明らかになりました。このような連鎖的な広がりは、教育現場における相乗効果を生み出し、新たな可能性を切り拓く原動力となっていると考えます。

また、卒業生の言葉や実践例を通じて、エージェンシーの発揮が生徒の成長にどのように寄与するのかも、より明確になったことも、成果の一つです。流山高等学園の研究開発とその実践が国内のみならず、国際的な文脈でも意義を持つことが確認され、今後の展開に向けた大きな示唆を得ることができました。 

今後の展望

  1. エージェンシーの育成に向けたカリキュラムの深化
     生徒の主体性を最大限に引き出すための教育プログラムをさらに発展させるとともに、教師のエージェンシーを促進する研修・仕組みづくりを強化することが求められています。
  2. 国内外のステークホルダーとの連携強化
     今回のラウンドテーブルで得られたネットワークを活かし、国内外の教育機関や研究者、関係者と連携しながら、継続的な情報共有と研究発信が求められています。
  3. 学びの成果の可視化と社会への発信
     流山高等学園での実践がどのような成果を生み出しているのかを、データや事例を通じて明確に示し、教育界のみならず社会全体に向けた発信を強化します。これにより、エージェンシーを重視した教育の価値を広く伝え、より多くの教育現場に波及させていくことが求められています。
  4. 「ボーダレスな学び」の推進
     生徒・教師・地域・企業など、多様なステークホルダーが垣根を超えて関わり合い、相互に認め合う環境をさらに広げていきます。教育を学校の枠組みにとどめず、より社会とつながるものへと進化させることが期待されています。

今回のラウンドテーブルを一つの節目としつつも、これはゴールではなく、新たなスタートです。この先も、教育の未来を見据えながら、流山高等学園は革新的な実践を続けていくでしょう。

「誰かや、どこかに貢献できること」「相乗効果で広がること」「巻き込み、巻き込まれること」の喜びを共有しながら、より良い教育のあり方を探求し続けることが、この教育に関わるステークホルダーの使命ではないかと感じています

今後の予定:

  • 研究成果の公開(HP掲載・動画編集)
  • フィードバックの収集とさらなる実践研究
  • 全国的な展開に向けた政策提言

リレーメッセージ・記録

・松見 和樹氏(千葉県立特別支援学校流山高等学園 校長)

「エージェンシーの育成は、単なる教育手法の一つではなく、未来の社会を生き抜く力を育むための根幹です。」

松見校長は、流山高等学園の教育の柱として「エージェンシーの育成」を据えてきたことを強調。学校現場でどのように実践されてきたかを振り返りながら、卒業生の成長がその証明であると述べた。
また、「私の時間」の成果が可視化され、生徒が自分自身の学びを振り返る文化が根付いたことを評価し、今後もこの取り組みを発展させていく決意を語った。最後に、「これからも生徒一人ひとりが自らの人生を主体的に切り拓いていくことを支え続けたい」と述べた。


・河野 麻沙美氏(上越教育大学大学院学校教育研究科 准教授)

「子どもたちが自分の学びを“自分自身”を主人公にして語れるっていうことは、目指すべきゴールということを教えてもらいました。」

河野氏は、流山高等学園の教育の特徴を「枠を超えた挑戦」と位置付け、制度や従来の教育観にとらわれない柔軟な学びの場を提供していることを紹介した。特に、「私の時間」による生徒主体の学びや、ステカ(教材)を活用した振り返りが、生徒の成長を促していることを評価。
さらに、河野氏は、これまでの4〜5年にわたる関わりを振り返りながら、発表や学生のインタビューを通じて毎回心を揺さぶられると述べた。特に今回の発表では、「私の時間」で学んだことを卒業後に職場へ持ち込み、実践している姿を目の当たりにし、その変化に感動を覚えたと語った。

また、先生や生徒たちが「自分を主人公にして学びを語る」姿勢が印象的だったと指摘。これは、単に学習を受け身で捉えるのではなく、自分自身の成長として語れる環境が整っていることを示しており、その点に対して教育学者として自身も反省する部分があると述べた。

最後に、子どもたちが「自身の学びを、自分を主人公にして語れること」が一つの目指すべきゴールであると強調し、今後のさらなる発展への期待を寄せるとともに、自身も努力を続けていきたいと意欲を示した。


・武富 博文氏(独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所)

「『学びっぱなし』『教えっぱなし』ではなく、学んだことの意味や価値を咀嚼し、結晶化させることが大切です。」

武富氏は、「私の時間」が学校教育の中心となる時間として機能することの重要性を強調した。従来の学びが「学びっぱなし」「教えっぱなし」になりがちであることを指摘し、「学んだことの意味や価値を咀嚼し、結晶化させることが大切だ」と述べた。この「結晶化された学び」とは、単なる知識の習得ではなく、時間をかけて深く定着し、社会に出ても活用できる力となるものである。

また、知能には「結晶性知能」と「流動性知能」があるとした上で、特に結晶性知能は生涯にわたってじわじわと伸び続ける特性があると説明。「私の時間」の取り組みが、子どもたちにこの結晶性知能を育む基盤をもとに、学校で学んだことが社会に出てからも活用されるよう流動性知能の育成とも関連付けられていることを示したと述べた。その具体例として、発表された生徒の成長や学びの継続性を挙げ、取り組みの成果を評価した。

最後に、四年間の取り組みを振り返りながら、「この学びのあり方を提言できたことが大きな成果であり、非常に学びの多い機会だった」と述べ、感謝の意を表した。


・福本 徹氏(国立教育政策研究所 総括研究官)

「私たちの仕事は、ただ知識を伝えることではなく、生徒が『自分で考え、決めて、行動する』ことを後押しすることです。」

福本氏は、流山高等学園での実践を振り返りながら、教師の役割の変化について述べた。従来の教師は「教える人」としての役割が強調されてきたが、今の時代は「生徒の学びを支える人」に変わりつつあると指摘し、「エージェンシーの育成は、社会全体が求めるスキルです。学校だけでなく、企業や地域とも連携していくことが大切です」と述べ、教育と社会の接続の重要性を強調した。

また、教育における「モデル」の重要性にも言及した。社会には依然として旧来の学校像や教育観を引きずっている人が多い中で、新たな学びのモデルを示すことが、非常に価値があると強調。価値を理論だけでなく、実際の教育現場でどのように実装するかが重要であり、それこそが流山高等学園の取り組みの一つの大きな意義だと語った。

最後に、「教育にはまだまだ取り組むべき課題が多く、教師自身も学び続けなければならない」と述べ、教育の発展に向けた継続的な努力の必要性を改めて訴えた。「私自身も含めて、まだまだやるべき仕事はたくさんあります」と語り、教育現場のさらなる進化に向けた意欲を示した。


・板倉 寛氏(文部科学省)

「この実践は、他の国や他の学校種でも適用できる可能性を持った、普遍性のあるものではないかと考えています。」

板倉氏は、この実践は、非常にシンプルでわかりやすく、特別支援学校に限定されるものではなく、他の国や他の学校種でも実践できる普遍的な取り組みになりうると強調。他の学校が流山の取組を踏まえて実践を行なおうとする際には、手段であるカードの活用そのものを目的化することなく、実践の目的として何を生み出そうとするのかという本質を見極めることが重要であると述べた。
また、今後の展望として 二つの点を挙げた。「生徒が自身の歩みを振り返り、学びに活かすこと」と「学びの習慣化と将来への継続性」である。一点目は、高校3年間の学びを深めるには、高校在学時の振り返りのみならず、中学卒業までの経験を振り返り、自己認識する機会を持つ意義の可能性を指摘した。二点目の将来への継続性については、「学びが本当に生徒の中で根付いているのか」を卒業生や生徒の発表時に特に注目していたが、卒業生が職場でもワークシートの活用を自ら思いつき実践し、自らの成長に結びつけている姿を見て、その成果を評価した。学びが3年間で終わるのではなく、その後の人生にわたって活かされることこそが、この研究の成果として重要であると述べた。こうした変化が他の生徒にも広がる形に発展していくことが今回の研究が成功した証と言え、広く横展開される意義深いものとなることを期待するとした。


・田熊 美保氏(OECD教育スキル局 シニア政策アナリスト)

「エージェンシーは、単なる定義の適用ではなく、文化や環境に根付くことで初めて意味を持ちます」

田熊美保氏は、流山高等学園の「私の時間」の取り組みを、OECD本部で50を超える参加国で議論を重ねる「LearningCompass」や「Teaching Compass」の日本の優良事例として発信することを提案。その理由として、エージェンシー(主体)は単なる定義の適用ではなく、文化や環境に根付かせることが重要であり、流山高等学園が 4 年間をかけて独自の定義を確立し、それを実践してきた点を評価した。また、エージェンシーの本質は、単なる目標設定ではなく、その根底にある「自分が動けば社会が変わる」「自分の生活が変わる」という自己効用感を持つことが不可欠であると指摘。流山高等学園の生徒が、自己の成長を振り返りながらセルフケアやヘルプシーキングスキルを身につけていることを高く評価した。コロナ禍以降、多くの国で教師や生徒のバーンアウトが課題として指摘されており、「私の時間」の取り組みが、社会に出るために必要な力としての自己調整能力や主体性を育む点で有益であると述べた。


MVP逆輸入WS第2弾(1月28日)からの学び

(1つ前の記事の続きです。)

1月28日に行われた第2弾はhayatoがお伝えいたします!

 第2弾では、クラスター3である高崎市立並榎中学校、群馬県立伊勢崎高等学校とクラスター4である北海道富川高等学校、YMCA学院高等学校、一般社団法人ひらくの「MVP疑似体験」を行いました。

 クラスター3のみなさんには、プロジェクト無限大:生徒教師国際パリサミットまでのプロセスや、現地での出来事、実際に行ってみた感想などを逆輸入していただきました。パリサミットに向けて活動していくうえで「コミュニティ」をキーワードにしてきたと話されていました。また、日本の文化である「だるま」をスコットランドの子ども達に伝えると、他の国の子ども達に紹介をしてくれたことにとても衝撃を受けたと話されていました。私たちが日本の文化を伝えることは、たくさんの方に魅力を発信すること「だけ」が目的のように感じていました。ですが今回のように魅力を伝えることで、さらに他国から他国へと繋がっていくことがとても素敵であり、国境の壁を超えた活動ができると感じ取ることができました。

 クラスター4のみなさんには、動画を駆使して自主性を大切にしている学校であることや、現地に行ってみて感じ取ったことを逆輸入していただきました。「人生の満足」が大きなテーマとなり、ストレスということから考え始めてみたとお話していました。ブレイクアウトルームでの対話の問いは、「今の自分に何があったら満足?」でした。私が考える問いに対しての意見は、「私」は様々なコミュニティに存在しており、その「私」は全て違う印象を与えることができると考えています。そこで、素に近い「私」を様々なコミュニティで見せることができる力があると満足だとお話ししました。他の方の意見では、ホンネで話すことができるコミュニティや、自分の考えを認めてもらえる場があると満足、などがありました。また、クラスター4のみなさんが現地に行ってみて、「初めて自分の意見を英語で語ることができてとてもわくわくした」、「国際共創は遠いことではなく、何事も無限大なんだと感じた時にわくわくした」などとリアルな声を聞くことができました。現地で集合写真を撮る時のやり取りや、あいさつでハグをしてくれたりと、現地ならではの雰囲気が伝わってきました。

 今回のMinimum Viable Product逆輸入ワークショップでは、相手に伝える時に言語が最重要なのではなく、「伝えようとする気持ち」が最重要だと感じ取ることができました。英語でのプレゼンテーションは難しいけど、理解したい気持ちや、いい発表をしたいという姿勢をつくることは他者とコミュニケーションを取るうえでとても大切だと学ぶことができました。そしてみなさんの発表を聞いて、「パリに行ってみたい!」「行きたかった!」と感じ取ることができたので、全てではないと思いますが現地の「わちゃわちゃ感」や「雰囲気」が伝わったのではないかと思います。

MVP逆輸入WS第1弾(1月20日)からの学び

こんにちは!OECD生徒部会日本支部Flying pEnguinsに所属しているMaiとHayatoです!

Minimum Viable Product逆輸入ワークショップ第1弾・第2弾が行われました!!そもそも、Minimum Viable Product(通称MVP)とは、Project Infinityに参加したたくさんの学校が、国を超えて数校ずつ1つのグループ(通称クラスター)となり共創していく中で、未来の学校に対するアイデアをカタチにしたモノのことを指します。12月9日〜12月11日にパリで行われた生徒教師サミットでは、各々のクラスターが創ったMVPを他のサミット参加者へ発信しました。「次は日本国内で発信する場を創ろう!」ということで、MVP逆輸入ワークショップを開催することになりました。

1月20日に行れました第1弾はMaiがお伝えします!!今回は、グローバル・インディアン・インターナショナル・スクール(GIIS)と聖ドミニコ学園中学高等学校がMVPを逆輸入してくださいました。

1グループ目のGIISでは、「もしあなたが非一条校のような他のコミュニティから孤立した環境の生徒や先生だとしたら未来の学校を創っていくにはなにが必要だと思いますか?」という問いについて対話の時間がありました。そこでは、「そもそも非一条校の生徒のことをよく知らないから、まずは知ることが大切。」「つながるコトを創る」などの意見がでました。実は私自身も、以前は非一条校やインターの存在を知りませんでした。ですが、「OECD生徒部会日本支部」というコミュニティーで、彼らに出会いその存在を知りました。さらにそれだけでなく、「ホンネ」を語り合える絆まで気づくことができました。そこで、このような、校種を超えたコミュニティを創ることが大切なんだなと感じました。

 2グループ目である聖ドミニコ学園中学高等学校では、日本とフランスの授業科目の違いについて共有がありました。日本の授業で「家庭科」があることは普通のことです。しかし、フランスには「家庭科」はなく、逆に日本にはない「哲学」の授業があるそうです。そこで、聖ドミニコ学園の生徒はフランスにあるサンジョゼフ校の生徒と一緒に「家庭科」の授業を実践したそうです。フランスパンを使ってサンドウィッチを作ってみたそうです。お互いの国がお互いの文化を尊重し、受け入れているその関係がとても羨ましく感動しました。

未来の学校では、国内においても、お互いがお互いを尊重し、認め合うような関係性が”あたりまえ”になればいいなと思います。そして、そこでは非一条校など校種を超えたコミュニティが自然と創られると良いなと思います。

第2弾については次の記事をお楽しみに♪

Ezo座「いいっしょ日誌」vol.9

皆さんこんにちは、Ezo座のなっちゃんです。
1月30日(木)、2週間に1回の「ブレスト会」が行われました。
今回のアイスブレイクのテーマは「雪にまつわる思い出」です!⛄
雪だるまを作ったり、冬ならではのイベントに参加したりと楽しい思い出もあれば、
旅行先から帰ったら1mほど雪が積もっていた、氷の上を歩いていたら
氷が割れて腰あたりまで水に浸かったなど、悲しい思い出もありました。
皆さんは雪にまつわる思い出、ありますか?
これから作るのも良いかもしれないですね、いっしょに冬を満喫しましょう!


今回は、来年の3月に行われるWSの方向性や共創について意見交流を行いました。
同じ意見を持っていたとしても、それに至るまでの過程は人それぞれだと思います。
今回のブレスト会は、こういった個人の価値観や重視している部分の
「目線合わせ」を行い、WSがより良いものになるよう考える良い機会になりました。
また、自分と違った考えを持つ方と交流する機会は、とても大切だと感じました。


時が過ぎるのは早いもので、次号はいいっしょ日誌vol.10ですね!
おめでたい!

引き続き「Ezo座」をよろしくお願いいたします!

セミナー「アジア発グローバル人材を育てるために社会科教育は何ができるか?」(3/8)のご案内です。

こんにちは。

先生になりたい学生のグループFG2Cの日本支部のリーダー、中村賢治です。

セミナーのご案内をさせて頂きます。
2025年3月8日(土)、愛知教育大学社会科教育学会にて、
「アジア発グローバル人材を育てるために社会科教育は何ができるか?」を開催します !

詳細はチラシをご覧下さい。ダウンロードもして頂けます。

どなたでも(社会科教育者以外も)参加できますので、下のフォームより参加登録をお願いします。

発起人の土屋武志(Takeshi Tsuchiya)先生も動画でこのセミナーのコンセプトや魅力を伝えてくれています。

参加される方はもちろん、参加が叶わない方もよろしければ、ご覧下さい!!

是非、よろしくお願いします!

参加登録はコチラ

:下向き指差し:

https://forms.gle/8fnfMfM2zVsH7AqFA

セミナー概要の動画はコチラ

:下向き指差し:

ティザー(短い広報動画)はコチラ 

:下向き指差し:

※本セミナーは日本OECD共同研究の共創のもと開催します。このセミナーの成果は、日本OECD共同研究から社会に発信するCollective Impactにも繋げます。

高校探究プロジェクト「探究文化が根付く学校づくり」ワークショップのご案内

東京学芸大学 高校探究プロジェクトの「探究文化が根付く学校づくり」が、3月2日(日)にオンラインで開催されます。

モデレーターは、さんすう数学あそび座を引っ張って下さっている西村圭一教授(高校探究プロジェクト・リーダー)、そしてOECD教育スキル局の田熊美保さんも、日本OECD共同研究の一環としてご登壇されます。

詳細は、高校探究プロジェクトのH.P.をご覧下さい。

お申し込みフォームはこちらです。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeqz3b2mvKHOrYIsT38lfMWRorIDdR-Snm-YKTxdLNYT3gAtA/viewform

チラシはこちらからダウンロードもして頂けます。

たくさんのご参加お待ちしております!

2024年10月に開催されたOECD Education2030 グローバルフォーラムの感想です。

OECD日本共同研究プロジェクトの壁のないあそび場-bA-:こども・若者の居場所づくり 座の植竹です。

茨城県内で大学生や通信制高校の高校生たちとオンラインでの不登校支援活動を行っているFor Everyone Studyの代表です。

10月半ばに、宮城県仙台市の東北大学で開催されたOECD Education2030 グローバルフォーラムに参加してきました。

今、OECD日本共同研究プロジェクトの壁のないあそび場-bA-の「居場所座」に関わっている関係で日本語で招待され、10月半ばに茨城県から仙台に向かいました。

すごく気軽にご参加くださいみたいな連絡を受け、気軽に申し込んだのですが、当日が近くになるにつれて送られてくるメールが全部英語で…「あれれ?おかしいな」と思うようになり、中学校のALTの先生に相談したところ、「only English」の文面を発見し、絶望しながら生活をしていました。

前日の金曜日の夜に車中泊をして、翌朝仙台に行き、割と絶不調の中でしたが、時間が経つほどに耳が徐々に慣れてきました

事前にすべて英語という絶望を突きつけられましたが、全体セッションでは通訳があり、思った以上に日本人が多かったのでたくさん周りに助けられました

普段から教育探究ひろばという教員や教育関係者が集まるオンラインコミュニティにかかわっている関係で日本人と教育について話すのは比較的多いです。

また、私自身は教育以外にも青少年分野、ICT関係の研修会等にも参加することが多いのですが、今回のグローバルフォーラムでは少し感想が違いました。

普段、国内で受ける研修会や意見交換会では、「視野が横に広がる」イメージがあります。

それはきっと日本人というバックグラウンドや文化が同じため同じ国民同士、思考の土台の立て方や物事への観方が似ているので、共感して話を聞くことができます。

また、私は学会発表やオンラインコミュニティの中で大学院生や研究者の方と話をするときには、その一つの事柄に深く探求していく際には、「奥行きが広がる」ことがあります。

しかし、今回のグローバルフォーラムのように海外の方を交えて話をすると「視点が上下に動く」イメージで発想が広がりました。

これは、バックグラウンドや文化が自分の経験したものとは異なるからこそ、「そのような視点で考える」ことができるのかという切り口で物事を見ていると感じました。

日本国内で活動していると、現場の中で「こどもたちにとってどんな学びを提供していくのがいいのか」を考えている先生たちが大勢います。

しかし、今回のグローバルフォーラムでは、「これからのVUCA時代の中でこどもたちにどんな学びを教師として提供していくことができるだろう」という風にもっと視座の高さを感じるものでした。

私は教員ではありません。

NPOでオンラインでの不登校支援活動や、市内の中学校の心の相談員、県内の高校のDXハイスクールの課外の講師をしている学校や教育にかかわっている人間です。

そんな自分は現場の中で、視座の高さをもっと持って、ユースワーカーとして青少年や若者にかかわっていきたいと思います。

今後も教員の先生や関係者の皆さんたちとも連携しながら、活動を広げていけたらと思います。

(グローバルフォーラム会場で 著者:中央)

「能登半島地震から1年、及び阪神淡路大震災から30年に想いを馳せる会、及び、Education2030プロジェクト無限大:生徒・教師国際サミットの報告会」からの学び

こんにちは!OECD生徒部会日本支部Flying pEnguinsに所属しているhayatoです!

1月15日に、日本OECD共同研究月間キックオフワークショップ「能登半島地震から1年、及び阪神淡路大震災から30年に想いを馳せる会、及び、Education2030プロジェクト無限大:生徒・教師国際サミットの報告会」が行われました。約3時間に渡って行われたキックオフワークショップでしたが、とても濃い時間にすることができました。今回はその内容や感じたことについてお伝えします。

今回のキックオフワークショップは2部構成となっていました。第1部は「能登半島地震から1年、及び阪神淡路大震災から30年に想いを馳せる会」でした。自然災害の多い日本の未来の教育や、阪神淡路大震災から30年の教訓、能登半島から1年が経ちこれからの輪島について、トルコとの共創及びOECD生徒教師国際サミットの報告と未来へ向かう想いと、多くのことについてご共有していただきました。また、対話の時間では、「これまでの話(経験と教訓)を聞いて、もしも自分自身が輪島高校の先生だったら、学校現場に、何が必要と思いますか?」という問いで対話を行いました。対話の中には、街の姿の復興も大切であるが、人の心の復興の方が大切ではないかといった意見がありました。震災に関するニュースやネットの記事を読むと、街の姿の復興をメインに様子を伝えるものが多いことに気づきました。もちろん街の姿の復興も大切でありますが、人の心のケアももっと大切であるし、街を今まで以上に大切にしていこうというマインド作りには欠かせない活動であると感じました。また災害の多い日本で今後予期せぬ事態が起きた時、対応できるようにするためには、災害時だけでなく平時から「誰も取り残さないコミュニティづくり」が欠かせないと話されていました。「平時から誰も取り残さないコミュニティづくり」を実現するためには、普段からのコミュニケーションを大切に受け取るようにしたり、思った時に言いたいことがすぐ言えるような、フランクな雰囲気が大切なのではないかと考えました。

第2部の「Education2030プロジェクト無限大:生徒・教師国際サミットの報告会」では、サミットの目的や全体像、日本の活躍を「詩の朗読」と「食べてほしくない非常食(平和を願って)」によるサミット疑似体験1・2の時間でいした。サミット疑似体験1の立川チーム座による手話の詩の朗読では、当たり前と思っている世界をあべこべの視点で見てみたり、普段気にすることのなかった身振りにフォーカスすること、新しい魅力が見つけられる、言葉で説明するのではない、目で見て心で聞くといった詩の内容でした。1回目の詩の朗読では「目と心で聴く」。2回目の詩の朗読では、その手話の意味を理解しながら「目と心で聴く」。普段耳を頼りに生活していますが、「目と心で聴く」ことで相手が何を伝えたいのか、相手の気持ちを読むことにフォーカスできるようになったように感じました。

またこの詩に関する対話の時間では、音じゃなくて目で見るのが新鮮だったことや、当たり前を問い直すきっかけになってよかったという声がありました。さらに手話をする人と関わることはなかったけど、相手が伝えたいことや相手の身振りを通して考えなおすことでコミュニケーションがとれると思ったことや、表現は多様で、壁は越えられると実感することができました。

サミット疑似体験2では、天草拓心高校、相可高校、韓国国際調理学校による国境や言語の壁を超えた交流で「危機に瀕した学校のための非常食キッド」をテーマにご共有していただきました。ミニワークショップでは「理想の非常食とは何か」について話し合いました。寒いときは温かいものがいい、道具がなくても作れるもの、お味噌汁を飲んだ時みたいに少しホッとできるものなど、たくさんの理想の非常食を共有できました。僕の理想の非常食は、アレルギーに配慮した非常食です。実際にスープに乾パンを浸してみたけど、うまく柔らかくならず失敗に終わったとお話していました。成功したことだけを伝えるだけでなく、このような失敗の共有や、試行錯誤を重ねた内容を共有してくださることは素敵なことだなと感じました。また、アルファ米と缶詰をかけ合わせたものや、世界で食べられているパスタとツナをかけ合わせたものはおいしかったと話していました。非常食を学ぶ活動もとても素敵ですが、そこから非常食で自然災害を学んでいることがとても素敵だなと感じました。

自然災害の多い日本で今後予期せぬ事態が起きた時、どのような対応をしたら良いか具体的には分からないまま生活をしていました。災害時用バッグを用意したり、避難ルートを確認するなど、様々なカタチで対応はできます。ですが、キックオフワークショップに参加して、今回のような「対話」の場が予期せぬ事態に対応するための力にもなると学びました。第1部にもあったように、平時から誰も取り残さないコミュニティづくりが、今後対応していくための考え方であると全体を通して感じることができました。hayato

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ここからは事務局からのご案内になります。

明日(19:30~21:00)は、MVP逆輸入ワークショップを開催致します。

この「MVP逆輸入WS」は、2024年12月にパリで開催された「OECD Education2030 生徒・教師国際サミット」で日本からの参加校が披露したMVP(Minimum Viable Product)や、そこまでの実体験を共有し対話を行う機会を、国内のみなさまにパリから逆輸入する場となります。ぜひご参加下さい。

参加フォームはこちらになります。
https://forms.gle/ZTxZUT83dKaUqQci8 

お申込みいただいた皆様には、zoomのURLを明日、開始時刻までにお送りいたします。

たくさんのご参加、お待ちしています♪

<能登半島地震から1年と、阪神淡路大震災から30年に想いを馳せる会、及び、E2030プロジェクト無限大:生徒・教師国際サミット報告会>の開催報告

2025年1月15日に、<能登半島地震から1年と、阪神淡路大震災から30年に想いを馳せる会、及び、E2030プロジェクト無限大:生徒・教師国際サミット報告会>を開催致しました。

今年は阪神淡路大震災から30年ですが、これからも震災をいつまでも忘れず、その教訓を生かして、未来の教育を皆様と創っていければと改めて感じます。

「いくら細かくしてもわからなかったことが、全体で話したらわかるやん」「新しいことって、みんなで一緒にしたら、結構、創っていけるやん」Byダッチ(小津中学校 大達先生)は、私たちのビジョンを示す名言でした。これからも、皆様との未来創りを楽しみにしています。

「未来を創って行くうえで、最も大事だと思う力」

本ワークショップの最後に、「未来を創って行くうえで、最も大事だと思う力」を皆さんに1単語で書いて頂きました。

◆本ワークショップで寄せられた言葉(2025年1月15日開催)

こちらは、2024年12月9日~11日にパリのOECDで開催された、プロジェクト∞無限大「生徒教師国際サミット」での参加者の皆さんから集まった言葉です。

◆E2030生徒教師国際サミットでの参加者からの声(2024年12月9〜11日開催)

*生徒教師国際サミットのダイジェスト動画(約2分)は、先日の記事にも載せておりますので、ぜひこちらも改めてご覧頂ければ幸いです。

ご参加下さった皆様、ありがとうございました。

今後も様々なワークショップを展開して参りますので、引き続きご注目、ご参加頂ければ幸いです。